電池交換して本格復活へ

セイコールーセント5E21-6E90のメンテナンス作業の続き。

超音波洗浄機を使用してケースを徹底的に洗浄し、完全に乾いたことを確認してから、ムーブメントを組み込んでいく。

セイコーCal.5E21全体像

ムーブメント全体像。セイコーCal.5E21の公称スペックは、精度月差±15以内(常温)、使用電池SB-AT(SR716SW)、電池寿命は約3年となっている。

定期的にオーバーホールを行っていたとのことで、素人目からしても非常にキレイな状態を保っていた。特に状態が悪いわけではないので、このまま分解せずに継続して使用する。

SII製SR716SW

使用する電池は、セイコー純正…SII(セイコーインスツル)製のSR716SWを使う。パッケージにも記載されている『SEIZAIKEN』とは、仙台精密材料研究所(セイコー電子部品株式会社の前身)と国立学校法人東北大学金属材料研究所による共同開発の略称、ブランドだそうな。漢字では、精材研と書くのだろう。

電池ボックスはクリーン

使用済み電池を外し、電池ボックスをチェック。やはりオーバーホールを経ているだけあって、きれいなもの。

新しい電池をセット

SEIZAIKENブランドの新しい電池をセットする。すぐにジャッ…ジャッ…と駆動音が響くようになり、まずは安心する瞬間。呼吸を整えて、組み立て工程に入る。

プラ製のホルダーを組み込む

ムーブメントを固定する緑色のプラスチック製ホルダーを組み込む。これがないとケース内でムーブメントがガタガタと動き回ってしまう。

過去に電池交換をして裏蓋を閉じたまではいいが、ケース内でムーブメントがガタガタと動き回ることがあった。作業を見直したところ、固定用ホルダーを組み込み忘れによるものだった。

耐磁プレートを載せる

耐磁プレートを載せて、裏蓋を閉じればメンテナンス作業は終了。裏蓋のパッキンは歪みや膨張、痩せといった損傷が無かったため、シリコングリスを塗布して再利用とした。

セイコールーセント5E21-6E90

セイコーのカタログやパンフレットに掲載された写真では、アナログ時計は必ず10時8分42秒に設定されている。当サイトでも、セイコーについてはできる限りこの設定に従っており、10時8分42秒で記念撮影。シンプルながらも見やすいドレスウォッチで、フォーマルからカジュアルまで、使用場面を全く選ばないのが凄い。ルーセントだけでなくドルチェ、グランドセイコーにも当てはまる。

ここから発送日までは、精度が出ているかチェックが続く。しばらくお待ちください。>副社長