パソコン関係の部品をまとめているストックケースをひっくり返して、ストック状況を見直している。あるはずのものが全く見つからず、在庫は尽きていたのだろうか。探しているブツはチップセットクーラーと呼ばれる小さな電動ファン付のヒートシンクで、かなり昔のマザーボードであれば、よく装着されていた。

マザーボード中央に装着されているチップセットクーラーの例。4cm角の小さな電動ファンがあり、その下にはヒートシンクが備わっている。画像はGIGABYTE GA-7N400 Pro (rev. 1.0)より引用。
マザーボードに限らず、グラフィックボードでも電動ファンが装備されているモデルがあった。今どきのグラフィックボードのように、基板を隠すような巨大なファンが二つも三つも並んでいるようなことはなく、GPU部分だけの冷却構造となっていた。

nVIDIA GeForce4 MX440での例。このときは同じGPUでも電動ファンの有無があったりして、ファンレスモデルと思っていたら電動ファン付、しかもパッケージにはそういった表記がない…という運試し要素もあった。画像はVGA LEGACY nVIDIA GeForce4 MX440より引用。
これが当時なら、静音化と称してファンレス仕様化、より大きなヒートシンクに取り換えていたもの。外された電動ファンはひとまずストックケースに収めておき、制御用の半導体や工作に転用していた。
強力に冷やすために、サードパーティ製のチップセットクーラーも販売されていて、選択肢は多かった。それが今ではCPUにマザーボードの機能が統合され、マザーボードはすっかりシンプルに。ノースブリッジ、サウスブリッジというパーツや単語はほぼ姿を消し、応じてチップセットクーラーも見かけなくなった。
それが今になって必要になってくるから、手元のチップセットクーラーの在庫が尽きている現状では困った事態になる。Amazonを通じて中国から手配するとは、少々気が引ける。それならばと、ジャンクなマザーボードやグラフィックボードを探せばいいと考え、チップセットクーラー付きのモデルを探す。
ジャンク品としながら、そこそこいい値段をつけて販売している場面が多数あり、恐らくは余計なサポートを回避し、「ジャンク品=ゴミ」という大前提により、ゴミに文句をつけるなというクレームを切り捨てる意図があるのかもしれない。そんな中から、電解コンデンサがパンクしているとか、接触不良といった明らかに壊れているものを探し出し、片っ端から注文を掛けておく。基板が壊れていても、チップセットクーラーが生きていれば問題なし。
旧来の秋葉原なら、ジャンク屋巡りで両手を真っ黒にしながら、右往左往していた場面。それがネット上で片付いてしまうのだから、ずいぶん便利になったもの。購入価格の中に送料まで含まれていることから、販売側も早く捨てて片付けたかったのかもしれない。