『【故障事例No.5】冷却水漏れ』を追加。
シビックRの出庫日が昨日(25日)だったので、アップロード日は本日としながら、index.htmlに記載した更新日とレポートの目次ページの日付は25日としている。
レポートや当ブログ内において、「経年で冷却水が漏れる」という警告があったことを書いた。そういうアドバイスならば、遠出することが多く、いざ漏れたときにはすぐに対処できない可能性があり、部品供給がいつまで続くか分からない。予防保全としてリフレッシュしておきたいと相談したら、今度は「工賃と日数が掛かり過ぎる」「すぐにダメになるわけではないし、将来的にエンジンを脱着するときで間に合う」「頻繁に交換される部品なので、供給状況の心配はない」とあれこれ理由を述べては作業を拒否していた。
今回、ディーラーに急遽依頼してみて、まず驚いたのが手間の多さに対する工賃の安さだった。次に個々の部品価格も安く、これで得られる利益はあまり多くはないと思われる。作業の都合上、ピットは冷却水まみれになり、しっかり掃除しないと特有のニオイがいつまでも残る面倒な後始末がある。ディーラーと他店舗の売り上げシステムの違いは分からないが、ピットの回転率を落としてしまうことになり、作業拒否をしていた理由が何となく分かった気がする。もう少しで20万キロが近づいていた、だいたい8年前の出来事だ。
部品についても、欠品が生じている。旧い車に乗る以上、部品は無くなるものと思っており、供給は大丈夫と言われてもハイワカリマシタと信じるわけがない。部品が出るうちに予め確保しておき、ストックは大成功。こういった細かい部品が、後々の維持に関する難易度が大きく左右される。
そんな過去を思い出しながらのレポート作成は、超ローペース。撮影した写真を編集してhtmlを打ち込み、構図が悪いと思ったら駐車場に行き、天気がいいからちょっと走りに行くかーといったダラダラモードが続く。途中、ディーラーから「部品来たよー」と連絡が入り、またまた出発。ディーラーに到着後、部品受け取るだけだからと車から降りず、窓から受け渡し。さらに裏口から退出するという、レースのピットシーンのような流れで、滞在時間は60秒未満か。ホンダらしくていいじゃない?
調査用に持ち帰ってきた各ウォーターホースは裁断して廃棄した。補強繊維入りのホースは非常に硬く、エンジン周りではPA66(ポリアミド/ナイロン)が使われ、ラジエターのアッパーとロアの各ホースではPET(ポリエチレンテレフタレート)が使われている。刃物で切っていくと、ゴムを切る感触よりも繊維をブチブチと切っていく感触の方がよく伝わり、力をしっかり入れていかないと刃が負ける。そんな強いゴムホースだが、経年には勝てず穴が開いてしまった。
損傷具合を口頭で伝えるときは「動脈破裂」「大動脈解離」と表現したが、どういうわけかこの例えが分かりやすかったようだ。