物心ついたときから、長らく12月23日は平成の天皇誕生日だった。それも3年前までだったりするので、平日化した現在までけっこうな年数が経過したが、23日だから休日だよな?と考えてしまうあたり、未だに感覚は抜けていない。
12月下旬になってくると、年末年始の書き入れ時に備えて出勤パターンがバラバラになりやすく、疲労を抱きやすい環境下においては23日の祝日が貴重な体力回復デーになることが多かった。日付と曜日の配列によっては三連休になることもあり、ここに年休を組み合わせれば早めの冬休みを組むことも不可能ではなかった。
そんな過去を思い出しながら、まだ真っ暗な朝、出発。まずバスが発車時刻を間違えて、定刻より1分半も早く出てしまった。乗客は私一人だったのでバスを急停車させ、あからさまにバスロケーションシステムの微調整を行っていたが、クレームを入れれば事故扱いになるだろう。妙に道路が空いていて、しかも普段より乗客が明らかに少ない。早着気味になることが続いていた。
帰り際においても同じで、車の台数は多いものの、総じて道路状況はいい。珍しく異様なハイペースで走り続け、駅のホームで電車をのんびり待つくらいの余裕ができていた。
もしかして、上皇誕生日で休日にしている人が多かったとか?それは冗談だとしても、年内に仕事を終わらせておこうと慌ただしくなる傾向が続く12月下旬、平日なのに人や車が激減しており、不思議な日となった。