荷役車両の点検整備をやる。先日、トヨタ系ディーラーでペーパー車検が発覚したばかりで、荷役車両をいじる以上は決して他人事ではない。作業に追われてのペーパー車検かもしれないが、この手の不祥事の影響として「現場が最も泣きを見る」「損失が長く続く」「あらゆる仕事がやりにくくなる」ことか。
荷役車両のメンテナンスで最も重労働なのがバッテリーの点検。大型トラック用の開放型バッテリーを積んでいて、これがだいたい30kg以上ある。これを車両から引っ張り出して、周辺清掃とバッテリー液の補充をしなければならず、しかも荷役車両は複数台。一台やっただけで腰が痛くなっており、明日が休みで助かった。
バッテリーの点検では、取り外した液栓から垂れるバッテリー液の滴に触れたり、精製水を補充しようとしたら勢いよく注入して飛び散ったりして、結果的にバッテリー液たる希硫酸に触れてしまう。肌に付着するとピリピリし、布に浸透すると穴が開く。防汚とケガ防止のために装着していた手袋は、あっという間に穴だらけに。
作業環境から、荷役車両に限らず全てのものが鉄粉まみれ。エアガンで粉塵を吹き飛ばそうものなら、鉄粉も舞ってマスクの隙間から鼻に入り込んでしまい、鉄のニオイを感じることになる。全ての作業が終わって、マスクは裏と表両方が真っ黒になっていた。今日一日で、どれだけの鉄粉を肺に取り込んだのだろう。