警察多いね

即位礼正殿の儀の行われる日として、世間は休日。鉄道屋にそんなものはなく、今日も普通どおりの平日だ。さて、即位礼正殿の儀が始まった13時。昼休みをキャンセルにして業務を続けていて、ふと外を見たら晴れ間が広がっていた。朝から寒さと大雨のダブルパンチで、儀式の日で荒天かよ…と思っていたら、まさか雨が止んで青い空が見えてくるとは。これがジパングか。さすがに驚いた。

この日に向けて、皇居周辺だけでなく、羽田空港にも警察官が大勢居る。歩道には、ちょっとくたびれた顔をしながら、数十メートル間隔で機動隊が立哨しているような状況。そんな中に車を止めれば、怪しいやつだそれ行け!と言わんばかりに、一斉に駆け寄ってくる。「突然止まってどうしたの??」「どうもこうもねぇっすよ、こっちも仕事っすわ」「仕事!?」以下、事情説明。答えに窮する機動隊の心中を酌んで余計な負担にならぬよう、こちらも配慮。連中だって、全国各地から集められた応援部隊の可能性もあり、慣れない環境下での警戒活動は辛いだろう。羽田空港における、機動隊やSPからのお声掛けは一度や二度どころではなく、事情を話すと例外なく「あぁ困ったなこれ」という表情になるのがけっこう面白い。

都心へ向かう大規模な道路でも、怪しい車や人間がいないか、目を光らせている。…が、警察官も結局は人間で、特に若いやつになると、飽きや疲れが知らず知らずのうちに態度に出てきてしまう。そんな集中力と緊張感が途切れているときに、何か刺激を与えてやれば、気持ちもリフレッシュされる。そこで「おう!ご苦労!お疲れ!」なんて大きな声を掛けながら、ビシッと敬礼してやると、相手方も驚いた顔をしつつ、緩んだ態度を引き締め直すと共に、敬礼を返してくれる。というのも、警察官は敬礼を受けたときは、何人に対しても、必ず答礼を行わなければならないという義務があるため。

街中にも警戒中のパトカーが溢れている。直管マフラーと三段シートで固め、信号なんて一切無視するゾッキー氏たちも、鳴りを潜めてパトカーの後ろを大人しく走っていた。