ブルーバックス

風呂で湯船に浸かっているときには本を読むことが多く、あれも読んだ、これも読んだという状態になってしまい、それならばと会社帰りに書店へ寄って、新しい本を探してみることにする。

このようなときには、風呂の中でも扱いやすい小型の本で、それでいてさくっと読めて、技術資料としても扱えるよう、講談社のブルーバックスシリーズを選ぶことが多い。似たようなシリーズに、ソフトバンククリエイティブのサイエンス・アイ新書もチェックを入れる。

今回、買ってみたのはブルーバックスシリーズの『時計の科学』というもの。表紙カバーには、マリー・アントワネットと名付けられている、No.1160の写真。表題に『科学』と名付けられながら、本の実態は時計の歴史が中心。もちろん、メカニズムの解説も行われているが、時計機械の解説本に比べればあっさりとした内容。

時計の文字板上のローマ数字について、IVではなくIIIIで表現している背景の説明文もあって、この本では『14世紀のフランスで、時計作りを命じたシャルルV世が自身のVからIを引いてIVにするのは不吉』と解説している。シャルルV世説だけでなく、その他にもさまざまな説と歴史があって、どれも今の文字板デザインに至る流れになっているから、実に興味深い。

ついでに小惑星探査機「はやぶさ」及び「はやぶさ2」に関係した本を探してみたが、今回は見当たらず。ブルーバックスシリーズは、気になったらすぐに買える価格設定なので、もう二、三冊買うかとついつい手を伸ばしてしまう傾向があり、その点では助かったか。それでも一冊増えたことで、限界が近い本棚にどう収納しようか、別の悩みが増えることになる。