3月の上旬にレリーズベアリングを交換し、久しブリに静かでスムーズなクラッチ操作が味わえる…と思ったら、体調を崩して遠出するわけにはいかず、我慢の日々が続いていた。
体調は万全ではないものの、休日中にぐったりし続けるようなことが無くなって、ようやく動けるようになった。新東名の最高速度が120km/hに試行された区間を走ってみたかったことや、年間に予定している総走行距離数が大幅に不足していることも見つかり、名古屋港ガーデンふ頭に係留されている砕氷艦ふじまでひとっ走りとなった。
新東名の新静岡IC~森掛川IC間において、試験的に最高速度が120km/hへ引き上げられた。その実走レポートとして元レーサーの記事がアップされており、なかなか興味深い内容。予め読んでおき、雰囲気を掴んでおく。

名古屋港へは下り線、都心に戻るには上り線という、似ているようで全く違う二つの120km/h区間を走ることになった。私なりの感想は、後日改めて記事にしたい。伊勢湾岸道を含め名古屋圏内は渋滞も無く、スムーズに走り抜けることができた。
名古屋港ガーデンふ頭に到着したはいいが、営業時間外。時間になるまで一時間以上あり、開場を待ってから見学をスタートした場合、上り線の渋滞に巻き込まれる可能性が極めて大きい。今日は船体周辺をウロウロするだけに留めて、名古屋ガーデンふ頭の雰囲気とアクセスルートの下見と考えて、後日改めて訪問することにした。
現役の2代目しらせ、船の科学館で佇む宗谷、そして今回のふじで、四隻中三隻、見ることができた。残るは千葉県船橋市に係留されている初代しらせだが、こいつは難易度が少々高い。

到着。全長100mで、乗り慣れた各地の199m級フェリーの半分。艦橋のさらに上にある上部操舵所では、レーダーアンテナがくるくると回っていた。

左舷側に回ると、パイロットボートに囲まれてはいるが、船全体の様子が把握できる。最大砕氷能力は6mとされており、船首の強化具合は、2代目しらせを彷彿とさせるものだった。

ふじのプロペラは野外展示されている。直径は4.9mだから、ボーイング777-300ERのエンジン、GE90-115Bのファン直径(325cm)よりも大きい。むしろこのプロペラを見たことで、GE90-115Bのサイズをイメージすることができた。
固定ピッチプロペラで、後進するときは逆回転させる。ふじの推進システムは、船内のディーゼルエンジンで発電機を回し、その電力でモーターを回すディーゼル・エレクトリック方式を採用している。使われているモーターは直流電動機とのこと。回路が簡単なので、氷に阻まれたら一旦後進し、全速力で突っ込んで氷を割り進んでいくことを繰り返す=正転と逆転を頻繁に切り替えるには好都合だが、直流電動機だけにブラシの保守に手間がかかる、エンジンとモーターという二つの大きな機器を積むので、重量やコスト面で不利となる…というのは、どの業界も似たようなものか。
営業時間前に到着し、開場前には帰路に入るという、普段どおりのドライブとなった。次回の再訪問時には、船内もしっかり見学したいところだ。総走行距離は682km。