朝っぱらに発生した、京浜東北線の人身事故の巻き添えを食らう。流れてきた情報では、首から上がない、もしくは鼻から上がないという状況らしかった。うーん。後の定期検査時には、床下機器に残った肉片や血しぶきの痕跡を見ることになるし、それ以上に独特のニオイが強烈。「何かあったらやばいから、ゴム手(※1)は持っていけ」という退職した上司の注意は、今も守っていたりする。
今日の京浜東北線の事故現場は、編成重量数百トンの物体が90km/h近いスピードで走ってくる場所だ。先頭車の車輪の前には、障害物を跳ね除ける排障器があるとはいえ、排障器本体のレール面からの高さやサイズ、スピードを考えると人体を排除することは不可能で、人体が負けて車体に巻き込まれていく。頭部がないということは、レール面と車輪による切断よりも、車体下に巻き込んだことによる捻りがあったと考えるのが自然。ここまでくると、頭部以外にも損傷は広範囲に及ぶし、キレイな仏さんには程遠いか。速報では自殺の可能性が高いとされているが、自殺したところで都合よくあの世への扉が開くことはなく、身がズタズタになったまま長らく現世に留まるとか。
…そんなことを考えながら、代替ルートで会社へ向かっていた。大混雑の通勤となり、体力の消耗と激しい疲れで、体重が1.5kg減少してしまった。低体重な身体におけるこの落ち方は、かなり辛いものがある。
※1
ゴム手袋のこと。白髪染めや掃除に使うような、医療用とは異なった薄手のタイプ。メーカーはあのオカモトで、ゴム製品を作り慣れているだけある。