他山の石3

8月11日、本当にたまたま、とあるユーザーがTwitter上でバカを演じ、炎上していく様子をリアルタイムで見ていた。なかなか興味深い瞬間を目の当たりにし、最終的にはどうなるかと眺めていたら、結局はアカウントを削除して逃亡するというオチだった。

大破したS2K

貴重なホンダS2000が、このユーザーの手でクラッシュさせられ、鉄くずになってしまった。しかもクラッシュした瞬間を動画して自らアップして「まぁあれだ、スピードゎ出しすぎないようにしましょうね。」「2速全開アタックごっこ」と終始ヘラヘラした態度を取っていた。現場が狭い公道ということもあって、実質犯罪自慢、ネット民によって拡散し炎上していった。頭が悪い本人はようやく事態に気付いたのかTwitterのアカウントは削除したが、時既に遅し。今日の時点でも「S2000 事故」で検索すると本名まで出るようになっているし、アップした動画は消されることなく次々とコピーされていった。成人なら、自分のやった行為には、責任を持たないといけない。

大きくスピンしているのは緩い右コーナーだが、スピンそのものはその手前の左コーナーで始まっていた。左コーナーでリアタイヤが滑ったことにビビり、アクセルを抜きながら右へカウンターステアを大きく当てた。おかげで荷重がフロントタイヤに移り、右回転を始める。スピンモードに入って、今度は左へハンドルを大きく切っているが、アクセルを抜いている(恐らくはブレーキを踏んでいる)以上は車体を推進させる力が生まれないので、回転を止められずに、壁に衝突、横転というところか。

公道しか走らず、しかもこのユーザーのように直線番長でしかないアホは、基本的に操作が極端。アクセルは全開全閉、ブレーキはガッツリ踏み込むかペダルから足を離すか、オーバーアクションなステアリング操作しかないので、タイヤのグリップが失われたらリカバリできず、スピンして壁やガードレールにディープキスを決めてくれる。今回は自損事故で終わったものの、飛んでいった先に人がいたりすれば、本人だけでなく家族や関係者全てを巻き込む大惨事となる。かの有名な、京都府八幡市の33Z暴走事件も、スピンモードをリカバリできなかったパターンだろう。

本来ならば、FR車はリアが流れることを心配するより、リアを流さないようにするのが正解。原理的に、車体をリアタイヤで押し出している以上は、オーバーステアな性格が突然顔を出すことがある。これを忘れることなく、用心して運転しなければならないのだが。

衝突の瞬間

助手席のエアバッグは展開しているものの、運転席は社外品のステアリングハンドルを装着していたためエアバッグがなく、慣性の法則に従って顔面をハンドルにぶつけているはず。動画を0.3秒毎に割って調査したところ、衝突の直前に顔を引きつらせて口をパカッと開けているところまで記録されていた。こんなところで、GoProの性能のよさを知った。