部屋の照明が不調だ。今も旧来の蛍光灯を使い続けているところがアレだが、生産終了は2027年末なのでギリギリまで使ってやろうという、ナゾの反骨精神というか。
その不調の原因が蛍光灯本体や安定器の劣化ではなく、どうも点灯管にあるようだ。点灯管を軽く叩いてみると蛍光灯が正常に点灯するようになるので、点灯管の交換となる。…となれば、ついでに蛍光灯も交換することになり、今後のLED化を考慮すると最後の交換作業になるだろうか。

取り外した点灯管。その実態は電子点灯管で、今となっては懐かしいNationalの表記。いつ交換したかは全く覚えていないが、ナショナルブランドが廃止されたのが2009年という情報から、それ以前から使い続けていることになる。
蛍光灯からも少なからず紫外線が出ている。単純計算では16年以上に渡って、蛍光灯の真横に装着され続けていた電子点灯管のケースは紫外線の影響で黄ばんでいる。
紫外線の影響で樹脂ケースは変色だけでなく脆くなっており、手で簡単に砕けてしまった。中から回路を引っ張り出す。

黒いFET(東芝2SK3566)が目立つ基板で、ネット上で見つかる電子点灯管の基板よりも部品数は多いような印象。
焦げや破損といった見た目の不良部分はなし。不調になった原因で、真っ先に思いつくのが電解コンデンサの容量抜けだが、調べようにもテスターは職場に放置中。ここで調査は終わり。

コンデンサとFETをめくってみると、秋葉原でお馴染みの抵抗やダイオード類が見えてくる。ディスクリートな部品で構成された基板はすっかり見なくなっただけに、茶色のベーク板に部品が組み込まれた基板は懐かしささえ感じられる。
新しい蛍光灯と電子点灯管を組み込んだ照明は、正常かつスムーズに点灯。あとはLED化まで何も起きなければいいが。今後の寿命は、老朽化した安定器次第となる。