オフでは機械式腕時計を使っているが、業務では電波時計を使っている。秒刻みで仕事を行う場面が多々あり、そうなると機械式時計では精度が足りなくなってしまう。
電波時計とはいえ基本は32,768Hzのクォーツ時計で、平均月差±15秒となる。毎日標準電波を受信し続ければ、1秒のズレもなく日本標準時に沿った運針が続く。
何かとノイズが多い都心部で、しかも鉄筋コンクリートな居住環境だけに、標準電波を受信しにくい環境が揃っている。幸い、福島県の おおたかどや山標準電波送信所の方角と窓の方角が一致しているため、窓際に時計を置いておけば、翌朝には標準電波を受信して精度が保たれた状態で使うことができる。
夏以外は。
毎年、太陽が強く照り付ける夏シーズンでは標準電波を受信できない日が増えて、気が付くと数秒のズレが生じている。標準電波の受信状況を表示させると「NO」と出ていて、深夜帯に行われる受信が失敗したことを示す。
NICT 情報通信研究機構の日本標準時グループのWebサイトから、標準時・周波数標準のQ&Aに、季節により電波の状況が変わるか?という質問が掲載されている。
探し求めていた疑問はまさにコレ。長波、電離層(D層)と出てくるあたり、電波や無線関係がメインになる。夏以外なら空間波の強度が増すと書いてあるあたり、夏に受信が失敗しやすい傾向は、電波時計の一種の仕様みたいなものかもしれない。
夜間の修正タイミングで標準電波が受信できるよう、置き方や角度の微調整が続いていた。今日になってようやく標準電波が受信できたようで、Hマークで秒針が止まる。

日本標準時とズレがなく、正確な時刻表示はなかなか気分がいいもの。時計を見ながら「あと10秒でチャイムが鳴る…5、4、3、2、いーち!」で、チャイムが鳴れば「ほれ鳴ったよ!定時でさっさと帰れ!」と職場から帰すのも重要な仕事の一つ。