悔しいらしい

同じく徒歩通勤をやっている別職場の人と雑談をしていて、こちら側が追い抜かすと、意地になってペースを上げてくるジジイいるでしょ?なんて話題が出て、それいますよーと返答していた。

一番病なのか、変なプライドがあるのかは知らないが、ズリズリと足音を立てて他の人を蹴散らすようにして歩いているジジイは目障りだし耳障りで、さっさと追い抜くに限る。こちらは一日20,000歩以上を歩くのが仕事で、それこそ400mの職場を行ったり来たりしなければならないので、日常の歩行ペースはかなり高め。他の人と歩くときは意図的にゆっくりとしたペースにしないと、後で「歩くの早すぎる」と文句を言われるほど。

私からすれば大したことのない歩行ペースも、ジジイにとっては早歩きの小僧、そして追い抜かされたことが気に食わないのか、足音からして追い付こうと頑張る様子が分かる。しかし、年寄りなので無理にペースを乱すと、陸橋や歩道橋で動きが悪くなるあたり、自分自身の体力レベルを見誤っているのかもしれない。まだまだ若いつもり、若いものに負けない体力という自負がありそうだ。

別職場の人も言っていたが、人それぞれのペースで、向かう職場が違う…つまりゴールも違うのに、その区間の歩行くらいしか誇れるのがないのかもしれないね、と。そうなると心理的には、劣等感から虚勢をはっているのだろう。誰にも負けないと思っている徒歩ペースを誇りたいあたり、何かしらの弱さを抱えているのかもしれない。

このジジイに限らず、他人に対して悔しいとか、負けたくはないという嫉妬を抱くと、その相手は伸びていってしまうもの。長年生きていれば、こんなことは分かっていると思われるが、そうではないあたり関わってはいけないタイプの人間に分類できる。