保存食に保存水

台風15号で被災した千葉県富津市では、ペットボトル水が配られた。その中で1,800本あまりが賞味期限が切れていることが判明、市民から指摘さた行政側が謝罪。

この報道を発端として、賞味期限と消費期限の違い、賞味期限切れの水の扱いについての補足報道も出てきたようだが、熱しやすくて冷めやすく、こと食に関しては極めて神経質な日本ゆえ、必ず忘れる。そして賞味期限切れの水が配られれば、再び「賞味期限切れの水を配布」という報道が出て、配布側は一斉に叩かれ、賞味期限と消費期限の使い分けを解説する記事がまた出てくることになる。

賞味期限が切れても大丈夫と言っても、備蓄在庫の総入れ替えして保管状況の入念なチェック、なるべく鮮度を保つ意味では、賞味期限が切れる前に配布して、万一のために実際食べておき、味や腹持ちの具合を体験しておくことは悪いことではないと思う。一斉廃棄するよりは、はるかにマシだろう。

そんなことから賞味期限切れが近づいてきた保存水と保存食が配られて、実際に食べてみる。保存食はビスケット状なのだが、腹持ちとエネルギーの補給を最優先にするため、4本入り計50gで、268.5kcalというけっこうな高カロリー。その原材料は、バターや植物油脂、砂糖からカカオマスといったカロリーをとにかく高めるもの、各種食品添加物てんこ盛りと、常食はツラいものがある。

保存水。国内で採水したもので、7年保存できるもの。単純に飲んでみてもただの水だが、これを使ってコーヒーをドリップしてみると、味が極めてまろやかになることが分かり、毎朝のコーヒーに使う水はこの保存水を使って消費するようになった。

Ph値は8.2、硬度は50mg/Lで軟水。居住地で供給されている水道水よりも、硬度が低い。コーヒーで軟水を使うと、軟水特有の甘みが出てきて、口当たりがよくなるとのこと。保存水に比べれば水道水のほうが硬度が高くなり、これがコーヒー特有の苦味が強調されるように変化する。甘党ゆえ、軟水コーヒーの甘さのほうが好み。

こうして何年かに一度、保存食と保存水が配られることになり、その度にどう消費しようか悩むことが多かった。水についてはコーヒーで使えばいいとして、食は難しいものがある。