仕事での便器取り替え作業は当たり前に見る光景だが、家の中に設置された便器を取り替えるとなれば全くの畑違いなので、どういう作業の流れになるのか興味津々。
便器のカタログをみせてもらうと、背面に大きなタンクを設置している旧来のモデルがあれば、タンクレスと称して水タンクが無いモデルの二つに大別できる。
そのタンクレス式の便器を調べてみると、実際は内部に小さな水タンクを装着していたり、バキュームポンプによる減圧で吸い上げるものがあれば、水道管からの水圧だけで汚水を押し出すなど、上からの水を流していくタンク式とは異なる洗浄方法となるそうな。ついでに洗浄に必要な水量も、タンクレス式では5リットル前後という。この僅かな水量でウンコとトイレットペーパーの混合物が流せるようになっている原理だけでなく、トイレ以後の汚水管内に汚物が留まる心配はないのかといった、謎に思うことが実に多い。
水、空気、変形して溶けて千切れて粘性のある物体(=ウンコ、トイレットペーパー)の三種それぞれが複雑に絡み合う便器は、流体工学が絡んだ陶器というから、非常に奥深いものらしい。水と空気はなんとなく分かるが、ウンコとなれば食事、体質、性別によって大きく異なるもので、そこにトイレットペーパーも追加される。いかに少ない水量でしっかり洗浄できるか、スーパーコンピューターでの幾重ものシミュレーションがあっても不思議ではない気がする。