アポロ11号の月面着陸を特集した古い雑誌を入手して、さっそく読み進めているところ。アポロ計画とオメガは密接に関係しているので、その雑誌の広告はオメガのみ。月面着陸に成功した1969年当時の情報を欲しくて入手した雑誌が、時計の資料も兼ねることになった。
雑誌内の見開きの広告。印刷技術があまり良くなかったためか細かい字は読みにくいが、スピードマスターが掲載されている。

文字板のオメガマークは、その形状と色の具合から印刷ではなくアップライトのように見える。ケースはクラウンガード付、クロノグラフ秒針の形状から、ムーブメントにCal.321を採用していた初期型だろうか。
ムーブメントの変更(Cal.321→Cal.186x)はあれど、今でも買える時計のデザインが、50年前の時計との違いはオメガマークくらいしかない点が驚異的。年数が大きく変わろうとも古臭さを抱かせないなんて、なかなかできないこと。1957年に登場したファーストモデルでさえ、見た目の違いはクラウンガードがない点と針の形状くらい。
最も気になる価格は、96,000円。プラスチック風防の現行モデル(Ref.311.30.42.30.01.005)が594,000円なので、比べると安い!と思うかもしれないが。
1969年当時の大卒初任給は34,000円なので、決して安くはない。その他、セイコーのクォーツアストロンが450,000円で、この時代はクォーツ時計のほうが高級品。トヨタカローラが420,000円、ホンダドリームCB750FOUR(バイク)が385,000円とのこと。
アポロ11号のネタに沿って、船内での生活(食事とウンコ)のレポート、宇宙でセックスはできるのかテストした記事(射精時の推進力も記載)、宇宙人を想像してみたりと、なかなか濃い文章がたっぷり記載されている。ちなみに、この雑誌の1969年の定価は100円。