さて、試走だ。1速8,400rpmまで引っ張り、2速でも再び8,400rpmまで引っ張るいつもの加速のはずだった。
よく1速と2速が離れすぎているので、1速から2速でハイカムからローカムに戻ってしまうとされるが、目測8,500rpmまで回し、素早いギアチェンジですぐにクラッチを繋げば、ハイカムを保ったまま加速ができる。
スポーツ走行では何ら不思議の無い、いつものギアチェンジだった。クラッチペダルから足を浮かせた瞬間、これまでならカチッと繋がっていたが、ブゥイィィィン…と空回りするような音を発しながら回転が落ちていき、それから再加速が始まった。
どうやらクラッチが滑り始めている。別の日には、陸橋の上り坂で速度を維持しようとアクセルペダルを踏んだときに、回転数だけがズルズルと上がる症状が起きていて、あれ?と思ったりもしたが。
振り返ってみれば、現在のクラッチ一式は20万キロを使っている計算になる。19.6万キロのときにミッションをオーバーホールして、そのときにクラッチ周りも一新している。当時、外したクラッチディスクをチェックすると、限界まで残り0.5mmから1mmほど。

新車時代から前オーナーが7.4万キロを走り、そこから2代目として私が12.2万キロを走って、この摩耗状況。この結果から、私や身内の運転なら20万キロは耐えられると判断し、少なくとも地球と月に相当する38.4万キロまでは問題なく使えると見込み、実際にその通りとなった。
難しい判断が求められるのがここから。二度目のクラッチオーバーホールを依頼するか、もう少し我慢して走りつつ、全く別のリフレッシュを行うか。