セイコーにコンプリートメンテナンスの依頼を出したのが1月中旬。見積もりという名の分解調査を行って、事前診断上では何事も無かったが、外装に著しい損傷があったために別注で交換依頼。別枠作業の有無は問わず、預ける期間は合計一ヶ月間となっていた。
同封されていた修理報告書を読む。処置項目はムーブメントの洗浄、ケースやブレスのライトポリッシュ、Oリングの交換。修理を示すRマークや調整のAマークはなく、コンディションは上々のようだ。
これが前回のオーバーホールではどうだったか。修理報告書を引っ張り出すと、これが酷い。先に示したRやAだけでなく、磁気入りによる脱磁作業のMマークまで表記されていて、散々なコンディションだった。
修理報告書の左端には使用上のアドバイスが掛かれており、今回は3~4年スパンで定期的なオーバーホールを勧めると書いてあるだけ。前回の報告書と比較すると、コピペではないことが判明する。

左:前回の報告書、右:今回の報告書
前回の報告書では、丁寧に扱え、汚すぎだから使ったら掃除しろという静かな怒りが行間から垣間見える。逆の立場だったら、間違いなく書くだろうし、そもそも日頃の電池交換作業後の報告では「使ったらタオルで拭きなさいな」とか直接言っているわけで、同じようなものかと納得。
次はスピードマスターのオーバーホールを依頼することになる。さすがに連続的に修理に出すと、費用面で苦しい。秋口にでも銀座へ持っていくとしようか。