2010年12月31日のこと。集中ドアロックの誤動作で車内に鍵を閉じ込めてしまい、針金状のハンガーを使って開錠を試みたものの、結局開錠できずにJAFのお世話になった。
自前の開錠作業が失敗に終わったことで、Aピラーは傷だらけ、ウェザーストリップは破れて雨漏りが発生、ドアライニング…ドアの内張りには足の第2指(足の人差し指)の爪サイズの穴が開いてしまった。
壊したままにするわけにはいかず、ウェザーストリップの交換
、鍵閉じ込めの根本原因だった集中ドアロックの修理
を経て、今度はドアライニングの交換となった。新品は廃番か否か不明で、あったとしても高価。毎度のコトながら中古品を探すことになり、ようやく納得できる状態のものを入手することができた。
室内保管は地味に困るサイズ。
清掃と点検
中古品である以上、前使用者(車)の汚れが付着していることは間違いなく、もしかしたら喫煙車だった可能性もあるので、まずは清掃となる。ニオイを嗅いだところ、内装特有の香りだけで、タバコ臭はなかったので禁煙車と判断する。次に拭き掃除。洗剤は花王のマイペットを使用。用途表には車の内装に使えることが示されているので、使用量の目安を参考に洗浄液を作り、内外両面でひたすら拭き掃除を続けると…。
真っ白だったボロ布が、こんな具合に。見た目はキレイでも、かなり汚れていた。ということは、車内の内装部品も同じくらい汚いことになり、喫煙車だともっと酷い状態に陥っているかもしれない。
製造年月表を読み取ったところ2000年6月となっていたことから、後期型に装着されていたと考えられる。EK9の生産終了は2000年9月なので、最終モデルで使われていたのかもしれない。部品番号を調査し、前期型と後期型で共通となっていることを確認。中古品とはいえ、ダメージは極僅か。ヒビ割れ等はなく、全体的に程度は良かった。
交換
これが開けてしまった穴。普段は見えない部分だが、開閉のたびにちらちら見えることが妙に気になっていた。取り外し作業はもう慣れたもので、5分も掛からず。廃棄する部品とはいえ、丁寧に扱う。
ここで一旦、内部の防水シートをチェック…良好。2013年11月9日に交換
しており、しっかりした状態を保っていた。
装着完了。清掃したおかげで、運転席側と比べても明らかにキレイ(特に赤い肘掛部分)。
取り外したドアライニングの製造は、1998年4月。お疲れ様でした。
| 中古(83550-S03-Z00ZA) | ライニング,L.フロントドアー | 6,100円 | 1個 |
2022年8月6日以降の様子
発端は2021年4月のこと。当時のblogにも記載した
が、運転席側のトリムに加水分解が発生。手のひらサイズの範囲でベタベタしており、常にホコリが付着する状態になっていた。
加水分解は経年による樹脂パーツの劣化現象で、旧車や外車、スニーカーや古いG-SHOCKで起こるトラブル。素材の特性によるものなので基本的に止める術はなく、エタノールでベタベタ感を拭き取るという対処が続くことになった。
エタノールによるクリーニングが次第に面倒になり、さらには加水分解が広範囲に広がっていることが分かってしまい、程度のいいトリムへ交換することになった。
2010年代が終わり、2020年代に入ってからというもの、EK9用中古純正部品は暴騰状態になってしまい、気軽に入手できるものではなくなった。代わりに通常グレード(EK3 VTi)用のものを入手し、入れ替えることになった。どこか前衛的な柄が目立つが、加水分解でベタベタする内装よりはマシ。
このページの本題だった助手席側トリムも、同時に交換されることになる。
さらにもう1セット、部品取り目的で左右のトリムを入手している。この部品取り用トリムでも加水分解が起きており、しかも激しいべたつきが発生していた。トリム表面のコンディションを複数セットを見比べた点から、現在装着中のトリムも間違いなく加水分解は発生する。
〆
ボディ鋼板の錆具合に気を配るだけでなく、内装部分の経年劣化も配慮し続けなければならないことが分かった。加水分解は進行を抑えるしか手段はなく、清潔な状態を保つ、車内の換気を促すというような、車そのものを使い続けることが何よりの予防手段となる。
走行距離:201,610km