2013年11月28日(ODO:182,814km)に行ったバルブ交換で、メータークラスターを分解したついでに、無限のインレタをスピードメーターのパネルに貼り付けた。

無限仕様

糊の劣化でインレタが剥がれ始め、それならばと剥がしてしまう。残った糊を除去しようとしたら、今度はパネル表面の塗装まで除去してしまうという、最悪の状況に。

そこで2014年5月25日(ODO:190,222km)、メーターパネルの移植linkを試みる。

移植開始

無事に成功したかに見えて、結果的には失敗だった。

指針を無理にローターから外して再装着したため、動作が怪しくなっており、車体の振動に合わせてプルプル、ピョンピョンと動いてしまう。修理が失敗したという事実と、指針の動きが怪しくなっていることが不快そのものなので、スピードメーターを交換することを決意。

オドメーターの距離数を引き継ぐには

その際、ネックになるのはオドメーターの距離数。単純に付け替えて、数値が少なくなってしまうと、メーター交換や改ざんの可能性があるとして、走行不明車として扱われる。しかも、一度でも走行不明車となってしまうと、絶対に消せない烙印となってしまう。乗り潰す覚悟とはいえ、車検上で走行不明車として扱われるわけにはいかず、目標を月(384,400km)としている以上、オドメーターの数値は絶対に引き継ぎたい。

以前から、ココではオドメーターの距離を再設定するlink方法を公開していることから、これを実践する。ドナーとなる、3機目のメーターユニット(ABS/SRS共に有)を入手し、オドメーターの距離を再設定してから、スピードメーター部分を移植する。これでオドメーターの距離引継ぎと、車検対策はバッチリだろう。

ドナーメーターの距離合わせ

ドナーとなる3機目のオドメーターは、96,760kmほど。現車では197,900kmを超えており、100,000kmの差があることから、この距離を仮想走行させて、オドメーターを早送りさせることになった。

さて、3機目のメーターユニットは凄まじく汚れており、あらゆる部分が油分とホコリでベタベタだった。コメーター部分はパネル表面まで汚損が広がっており、下手に清掃しようとすると、また損傷させてしまうかもしれない。比較的キレイだった2機目のメーターユニット(ABS/SRS共に無)とニコイチを行い、ABS/SRS装備車用のメーターユニットとして、予備品に仕上げることになった。

入手後、すぐにオドメーターの距離再設定を開始。同時に、メーターユニットのニコイチ作業を行う。部品が取られて使えなくなったメーターユニットは、弱点部分の調査解析や構造知識習得のために、解体調査。電解コンデンサの容量、オドメーターを回しているのは、小さなブラシレスモーターだった…、等などそういうことまで調査した。

作業開始

オドメーターの調整開始直後。液晶モニターの右側、白い箱の上に載っているのが、パネルを破損したスピードメーター。2機目のメーターユニットと、今回入手した3機目のメーターユニットがバラバラになっている。それぞれの部品を精査し、痛みの少ない部品を組み合わせてメーターユニットを組み立てていく。

作業開始直後

定格4,000rpmの電動ファンを使い、目測190~200km/hで仮想走行させ続ける。

1Uサーバ用電動ファンだけに、騒音は強烈。寝るときは別途1500rpmタイプの電動ファンを用意し、80km/hまで減速運転を続けるが、距離が稼げないことが分かったので、騒音が気にならないレベルまで回転数を落とす。

睡眠時限定で2,700rpm、140km/hで運転を続け、それ以外の活動時間帯は3,870rpm、200km/hとした。翌日が休日で何もないと予め分かっていれば、200km/hを維持、耳栓を装着して寝ることもあった。

移植作業

100,000kmの距離を稼ぐのに、キッチリ一ヶ月を要し、無事に追いついた。

最終調整

現車からメーターユニットを取り外し、ドナーとなるオドメーターの最終調整を実行中。

分解中

分解手順は、1.ケーブル付き電球(小)を外す→2.透明アクリルカバーを外す→3.黒いバイザーを外す、となる。DIYで作業できる能力があれば、分解順序は現物を見ればすぐに判別できる。

スピードメーターの固定ねじ

スピードメーターをシャーシに固定するねじは、図の赤丸に示した。固定とメーターへの電気接続を兼ねているので、回路パターンを傷つけないように注意。

並んだスピードメーター

左:これから移植するドナースピードメーター。右:現車から外されたスピードメーター。

両者共に、197974の数字が見事に揃っている。

組み立て

組み立ては分解の逆を行うだけ。整理整頓のために、部品を組み合わせてメーターユニットをもう一つ同時に組み立てて、ニコイチ作業を終わらせる。

完成

仕上げとして、透明アクリルカバーを徹底的に磨き上げ、スピードメーターの移植作業は完了となった。あとはテスト走行を行うだけ。

移植作業を終えたメーターユニットを車に取り付け、まずはランプ類の正常点灯を確認…良好。エンジンを始動して、タコメーターが動くことを確認する。

いよいよ走行開始。駐車場を出てすぐ、スピードメーターの指針が滑らかに浮き上がっていった。これだ、この滑らかな動きだ。2,000rpmで64km/hを示すことを確認。定例のテストコースに入り、路面のギャップが酷い車線を走行してみる。指針はプルプル、ピョンピョンと動くことはなく、安定してスピードを示している。

巡航中の速度微調整でも、指針はしっかり動いてくれた。一ヶ月にも渡って連続稼動させ、連日17時間近く200km/hの位置に指針を留めておくことを続けたので、何かしらのダメージを予想していたが、今のところ異常は見当たらない。修理失敗と判断してから半年、ようやく正常な環境に戻ることができた。バルブメンテナンス以外、メーターユニットにはもう手を出さないでおこう…。

走行距離:198,015km

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