EK型シビックのフロントバンパーには大きな開口部があって、ラジエターやコンデンサが丸見えとなっている。路面のゴミ等が開口部から中に飛び込み、ラジエターやコンデンサのフィンを潰してしまうことがある。ゴミだけでなく虫によるダメージも多く、山を一回走っただけで、フィンが虫の死骸だらけになることも…。しかも虫の体液はラジエターやコンデンサの熱で焼きあがり、フィンにがっちりと固着してしまい、取れずに苦労することもある。
フィンの防御対策は「網を張ればいい。これでだいぶ違ってくる」とのことで、いい情報を得た。さっそく開口部にメッシュを取り付けることになった。
意外と簡単な取り付け作業!
フロントバンパーの開口部。ここにメッシュを取り付けることになる。
手前がエアコンのコンデンサー、奥がラジエターとなっている。ゴミや虫の突入で、フィンを潰れにくくするのが、今回の作業。
フロントバンパーを外して
、裏側からメッシュの取り付けを行う。
完全にDIYでワンオフとなり、失敗は避けたいことから、まずは型紙を作って採寸を取って、加工部分の再確認を行う。開口部の裏側にある補強用の突起は切除せず、メッシュ側に穴を開けて回避する。
採寸を取った型紙を用いて、メッシュを切り出す。網目へ余計な曲げや折れを与えないように注意しながら、ニッパーで一つひとつ丁寧に切っていく。
バンパー本体にドリルで穴を開けて、メッシュはボルトとナットで固定する。大きな異物の衝突にも耐えられるよう、固定箇所は合計10ヶ所に設定した
その他、作業の実体として…。
・曲げる部分は木片とハンマーを用いて少しずつ曲げて、メッシュが歪まないようにした。
・アルミメッシュなので、固定用ボルトとナットもアルミ製のものを使用した。
・ボルトとナットにはネジ止め剤を使用し、振動等で緩まないようにした。
しっかり固定できたことが確認できれば、フロントバンパーを車体に装着して、完成となる。
グリルのメッシュ化による、効果の確認
バンパーグリルのメッシュ化で、年間を通じて抜群の防御力を得た。特に初夏から晩秋までは、大小さまざまな虫、路面に落ちている葉や小石から、ラジエターとコンデンサのフィンを守り続けている。
晩秋のドライブ中での一例。路面に積もった枯葉を巻き上げながら走り続け、小休止中にチェックしてみるとこんな状態になっていた。枯葉はメッシュに貼りつくようにしてガードされており、通気を塞いでいるようにも見えるが、特に問題は起きていない。汚いものではないので、気づいたその場で手で掃えば、あっという間に元通りになる。もしメッシュがなければ、ラジエターやコンデンサに衝突してダメージを与えるだけでなく、フレームの隙間に入り込んで、後の清掃が面倒になっていたかもしれない。
ブルーアルマイト加工のアルミボルトが開口部にチラリと見えており、誰言うとなく「八重歯」と表現されるようになった。シルバーの車体に明るい水色のボルトはけっこう目立つ。
夏場のドライブ後の様子。フィン上の細かい点は小さな虫や、メッシュで砕かれた大きな虫の破片。さすがにメッシュの穴より小さい虫は通してしまうが、大した量ではない。フィンの奥に入ってしまうことはなく、歯ブラシでサッと掃えば簡単に除去できる。触りたくなければ、高圧洗浄機で水攻めにするのもあり。
ちなみに、現在のラジエターは2016年2月24日に装着したもの
で、この追加写真を撮影した2018年6月10日まで、距離にして50,000kmを走っているが、フィンの潰れや大きな曲がりは全く起きていない。グリルのメッシュ化による、高い防御力の実例となった。
先祖返りの一種として
ツインリンクもてぎ内にあるHonda Collection Hall。そこで展示されているN360をよく見ると、グリルの中にメッシュが装備されていた。
かつては路面状況が悪く、こうしたメッシュがないと内部へ異物が突入、ダメージを与えてしまうことを考慮して装着されていたのかもしれない。
〆
使ったネジ止め剤は、タミヤ製。エンジンRCカーの2サイクルエンジンで使っているものだ。大量の廃油と、数万回転という過酷な環境でも、一切の緩みが無く固定し続けていたことから、実車でも大丈夫だろうと判断した。天候や状況がバラバラの街乗りから、過酷なサーキット走行まで耐えられることが分かり、一安心。虫や枯葉は取り付けたメッシュでガードされ、奥のラジエターとコンデンサへ飛び込むことが無くなった。
走行距離:161,167km