インパネを後期型からスワップlinkし、さらなる後期型化としてチェンジレバーブーツとABCペダルの交換を行う。

後期型のタイプRxは、赤ステッチのチェンジレバーブーツと、アルミパッドペダルに仕様変更され、純粋なタイプRと比べてちょっとしたお洒落なパーツが装着されている。

これらのパーツは前期型にも装着できるので、後期型が混じってアベコベな前期型タイプRをより混沌化させることになった。

後期型タイプRx用パーツ

購入は2013年7月のことで、2年に渡ってクローゼット内で寝かせたまま。このまま冬眠させ続けると、死蔵扱いになってしまう可能性が出てきたことから、在庫整理の一環も兼ねて交換となった。

チェンジレバーブーツの交換

前期型チェンジレバーブーツ

まずはチェンジレバーブーツの交換。前期型は黒い合皮のブーツで、製造から17年も経過すれば、それなりにくたびれてくる。細かい汚れが隙間という隙間に入り込み、合皮表面の艶も失われ、よく見てみるとかなりボロボロ。

コンソール部のネジ位置

コンソールを外す。矢印付近の、側面から見えるネジ(合計6本)とシフトノブを外せば、コンソールが取れる。クリップで留められているサイドブレーキ後端部側から先に外し、次にオーディオ側を引き出すような感じで取り外す。

チェンジレバーブーツのネジ位置

外したコンソールを裏返し、チェンジレバーブーツを固定しているネジ2本を取り外して、チェンジレバーブーツ本体を交換する。ここから折り返しで、オーディオ側コンソール、サイドブレーキ側コンソール、シフトノブを取り付けていけば、チェンジレバーブーツの交換作業は終了となる。

後期型チェンジレバーブーツ

チェンジレバーブーツの交換作業は終了。赤と黒のパーツの中で、赤ステッチのブーツがアクセントとなり、見栄えが良くなった。収納時のクセが少々残っており、自然と立ってシャフトを隠しているが、馴染んでくれば元通りになるだろう。

 83414-S04-Z50ZA  ブーツ,チェンジレバー*NH1L*  2,100円  1個

ABCペダルの交換

DIYによるチェンジレバーブーツを交換したら、次はABCペダルに手をつけるために、ショップへ向かって移動を開始。

ペダルの交換をショップに依頼した理由は、ペダル本体の交換に伴い、摩耗や劣化が進むカラーやスプリング類の交換も同時に行いたかったことや、スロットルワイヤー、ペダルを吊り下げるブラケットまで含めているため。

ブラケットは構造上、どうしても力が掛かりやすく、稀にクラックが入ることがあるそうで、将来を見越した処置。DIYで作業を進めたとして、万一足りない部品が発覚すれば、その時点で作業を中断しなければならず、非常に手間の掛かる部分でもあるので、ここは素直にプロへ依頼した。

パーツ図
2.  17800-S03-Z10  ペダルCOMP.,アクセル  (※1)--,---円  1個
9.  46500-S03-Z10  ペダルCOMP.,ブレーキ  (※1)--,---円  1個
20.  46910-ST7-Z00  ペダルCOMP.,クラッチ  (※1)--,---円  1個
3.  17812-SA7-010  ワッシャー,アクセルペダル  210円@105円  2個
4.  17814-SD4-670  スプリング,アクセルペダル  205円  1個
6.  17910-S03-Z02  ワイヤー,スロットル  1,940円  1個
7.  17921-SA4-730  シール,スロットルケーブル  200円  1個
8.  35350-S04-003  スイッチASSY.,ストップ  1,450円  1個
14.  46530-SR3-000  スプリングASSY.,ペダルリターン  260円  1個
15.  46535-SM4-000  カラー,ペダル  660円@330円  2個
18.  46590-S04-000  ブラケット,ペダル  5,650円  1個
19.  46907-SR3-010  スプリング,クラッチアシスタント  380円  1個
22.  46981-SR3-930  ブッシュA,クラッチアシスタント  320円@160円  2個
26.  92201-10025-0H  ボルト,6カク 10X25  50円  1個
27.  92201-10070-0J  ボルト,6カク 10X70  140円@70円  2個
28.  93404-08016-08  ボルトワッシャー 8X16  90円@45円  2個
30.  94002-10000-0S  ナット,6カク 10MM  35円  1個
32.  94050-10080  ナット,フランジ 10MM  100円@50円  2個
33.  94070-08080  ナットワッシャー 8MM  245円@35円  7個
34.  94102-10800  ワッシャー,プレイン 10MM  30円  1個
35.  94201-25180  ピン,スプリット 2.5X18  25円  1個
36.  46905-SK7-000  ストッパー,クラッチペダル  240円  1個

※1 一台分セットで10,500円

交換されるショートパーツはかなりの量に達した。ブレーキランプの点滅を制御する『35350-S04-003 スイッチASSY.,ストップ』は今後の経年劣化対策。

ここが壊れるとブレーキランプが点灯しっ放し(もしくは不点)になってしまい、整備不良車として面倒事に巻き込まれる可能性があり、事故の原因にもなってしまう。しかも決して珍しい故障ではなく、車体が古くなるにつれて、接触不良やケースの割れといったトラブルを抱えること多いようだ。

ブレーキスイッチ

ブレーキペダルのアーム部分、ヒューズボックスの裏側に隠れるようにして装着されているブレーキスイッチ。走行すれば何度もオンオフを繰り返すので、内部の接点も摩耗していく。壊れる予兆はなく、かといって高い部品でもないので、ペダルの交換でブラケットから分解するついでに、便乗交換となった。

EK9ピットイン

ショップに到着後、すぐにピットに入れられ、作業開始。今回はリフトで車体を持ち上げることなく、地べたでの作業だった。マネージャーとメカニックの迅速作業のおかげで、要した時間は一時間ほどだった。

Before After

前期型ゴムペダルその1

交換前のゴムパッド仕様のABCペダル。操作性には何ら問題はなく、ヒールアンドトゥを容易にするために設定されたペダル配置の恩恵を存分に味わうことができた。おかげでブレーキペダルパッドの右側面が摩耗して減っており、今までどれだけのヒールアンドトゥをやってきたのやら。

後期型アルミペダルその1

交換後のアルミパッド仕様のABCペダル。ドアを開けると、足元で鈍く輝くアルミペダルのおかげで、運転席の雰囲気がよりスポーティーに変わった。純正部品なので操作性は全く同じで、普段から履く靴との相性が良いのか悪いのか、ペダルの上で滑ることが減った。

前期型ゴムペダルその2 後期型アルミペダルその2

ブレーキペダルについては踏面以外にも、前期型と後期型ではアームの厚さが異なる。前期型は6mmほどだが、後期型は約8mmまで厚くなっており、強度アップに繋がっている。こんなところでも、純正品流用による強度アップを実現することができる。

交換前のスロットルワイヤー

交換前のスロットルワイヤー。鋼線が錆びていたり、損傷で毛羽立つようなことはなく、目視での異常は見当たらなかった。全閉から一気に全開し、また小刻みに動かすこともあり、確実に疲労は蓄積しているだろう。仕事柄、この手のワイヤーが切れるシーンは何度も見てきていることから、トラブルを起こす前にリフレッシュしておく。

交換後のスロットルワイヤー

交換後のスロットルワイヤー。アウターとケーブルの滑りが良くなり、アクセルペダルの操作性がいくらか軽くなった。電子スロットル系とは違った軽さで、踏み応えがありながら引っかかることなく、スムーズに全開ポジションまで入る。この軽やかなフィーリングこそが、本来の操作感だったようだ。

取り外されたABCペダル

17年210,000kmに渡って、車体をコントロールし続けてきたABCペダル。パッド面は摩耗し、ブラケットにはクラック等の損傷は見当たらなかったが、ところどころに錆が浮いており、決して状態は良くなかった。

最初の目的は、後期型ABCペダルの在庫処分を兼ねた交換だったが、打ち合わせが進むにつれて、過走行と経年劣化に伴うリフレッシュ作業が主体となっていった。スロットル操作系のリフレッシュ作業は効果が実感しやすく、年数が経ったワイヤー式の車には、ぜひとも新品への交換をおススメしたい。

ショップからの復路では、軽くなったアクセルペダルのおかげで、混雑気味の首都高内でも苦労することなく、周囲の状況に合わせたメリハリのある加速と減速、低速走行を強いられるの交差点でもヒールアンドトゥが決まる。赤ステッチのチェンジレバーブーツ、アルミペダルの効果で、タイプRの性格である「楽しいドライブ」を具現化できる、満足度の高いリフレッシュとなった。

走行距離:210,388km

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