2020年7月は雨が降りっぱなしで外部リンク:ウェザーニュース、さらには異例の低温が続いており、この時期らしくない気候状況となっていた。この雨に見舞われて、またもや雨漏りが発生した。今度は運転席側ドアで、サイドガーニッシュ(内装)やシートレールが水滴だらけになってしまう。

原因はウェザーストリップで、経年でドアと車体フレームが密着できなくなって、雨水が入り込んでしまうようだ。以前から、洗車機を通すと内装がやけに水滴だらけになると認識しており、7月の雨続きからの雨漏りが決定打となったことで、原因部分を特定することになった。

車内側にあるゴムがウェザーストリップ

ドア周囲に装着されているゴム部品は二種類、一つは車内側にある問題のウェザーストリップ。もう一つが、ドア上部に装着され、返し状の成形があるサブシールという部品。今回はウェザーストリップだけを交換対象にするとして、2019年1月末の時点外部リンク:できることをやるでは入手できなかったそうだ。

この先の維持、部品入手性の状況を踏まえ、海外からの取り寄せにも慣れておきたい。そこでHondaPartsNow.comというアメリカのホンダ純正部品通販サイトから、ウェザーストリップを取り寄せたlink。注文から到着するまで、10日を要した。

使用パーツ
7.  72310-S03-003  ウェザーストリップ,R.フロントドアー  107.97USドル(12,648円)  1個

『洋モノ』ウェザーストリップ

Assembled in USA

アメリカはカリフォルニア州、太平洋を渡って日本に送られてきたウェザーストリップの品番ステッカーには、Assembled in USAと印刷されていた。梱包されている袋はボロボロで、長期在庫品の可能性も考えられるが、「This genuine Honda part is guaranteed by Honda's factory warranty.」という説明から、品質については大丈夫そうか。

即日配送品

ステッカーはもう一枚あり、『07/22/2020』と印字されている。日本国内での注文が7月21日、アメリカ現地で受注処理され、貼られたのが7月22日となれば、すぐに配送が開始されたとものと捉えることができる。

交換

まずはウェザーストリップをドアから取り外す。サービスマニュアルには交換方法の記載がなく、それでいてプロの整備士は「現物を見れば分かるし、難しいことはない」と口にするが。

ウェザーストリップを外す

ドア上部からウェザーストリップを上へ引っ張り、外れ始めたところ。そのままドア外周をぐるりと辿りながら、ドアからウェザーストリップを外していく。

固定用クリップ

ドアの中部から下部にかけては、ウェザーストリップの固定にクリップが使われている。位置決め用の色違いクリップが1個、写真の固定用クリップが20個となっている。古いクリップは全て外していくが、ドアの内部に破片を残さないようにしつつ、合計20個を取り外していく。交換作業の中で、最も大変なのがこの工程となる。

ドアチェッカーのボルトも外す

ウェザーストリップは、例えていうなら「一本の巨大な輪ゴム」。ドアチェッカーのボルトを外し、ウェザーストリップをくぐらせることで、ドアから完全分離することができる。

新旧比較その1

左:取り外した22年物 右:新品

装着前に新旧のウェザーストリップを比較してみると、この差。ドアの角、位置決め用のクリップがある部分では、取り外した古いものは明らかに痩せている。対し、新品のウェザーストリップは太くてしっかりしており、段違いの弾力がある。

新旧比較その2

左:取り外した22年物 右:新品

成型加工の都合か、それとも経年か。古いものは表面がツルツル、新品は見た目がデコボコになっている。写真では分かりづらいが、新品はやはり太くて弾力がある。

溝部分の装着その1

ドアの角、位置決め用のクリップから新品のウェザーストリップをドアに装着していく。ドア上部は溝にはめ込むようにして装着されており、まず赤矢印の溝(車内側)にウェザーストリップを引っ掛けて、続いて黄矢印(車外側)の溝にセットしていく。

溝部分の装着その2

内装外し等の先端が鋭くない道具を使って、溝にウェザーストリップを丁寧に押し込んでいく。ゴム部品なので、引っ張りながら装着すると、正しい位置でセットできなくなる。決して引っ張らず、少し余裕を持たせるような感覚でセットしていくと、ウェザーストリップの固定用クリップが、そのまま対応するドアの穴に来るようになっている。

ウェザーストリップ交換完了

新品のウェザーストリップが無事に装着できたところ。ドアを閉じる前に、ドアチェッカーのボルトを戻すことを忘れずに行う。

新品特有の太さゆえか、ドアが若干締まりにくくなり、半ドアになってしまうことが増えた。いや、小指一本でドアを閉じれた今までが異常で、本来は「ドアは確実に閉じるように扱う」のがスジか。ドアとフレームがしっかり密着するようになり、後のシャワーテストでも水はしっかりとシールされていた。

アメリカから取り寄せたウェザーストリップについて、アメリカ特有の「細かいことはあまり気にしない」という性質から、寸法や形状が微妙に違ったらどうしよう…と思っていたが、杞憂に終わった。部品番号があっていれば結局はホンダの純正部品なので、Assembled in USAであっても日本仕様の車体に使えることが分かった。

助手席側ドアのウェザーストリップについては、2011年12月の車検で交換しており、こちらは鍵の閉じ込めで穴を開けてしまったリカバリーに伴うもの。続いて、テールゲートのウェザーストリップ。こちらは経年のリフレッシュとして、2018年11月交換済み。そして今回の運転席側ドアに着手したことで、三ヶ所全てのドアのウェザーストリップを交換することができた。

ドアの開閉には強い力が掛かり、特に運転席側ドアは最もストレスを受ける部分。それが22年も続いていたことで、経年で痩せて密着できなくなり、雨漏りが発生しても不思議ではない。22年でダメになったという一例から、他二ヶ所のウェザーストリップについては、38万キロのゴールまでは問題は起きないだろう。

走行距離:312,003km

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