NGKイリジウムMAXの交換距離の目安は、100,000kmとなっている。現実的にはその半分、つまり50,000km程度を目安に交換したほうが、良好なスパークと燃焼状態を維持できるとは担当メカニック氏からアドバイスを得ている。

その進言から250,000kmでの4回目の交換時link、次回は300,000kmで交換するとして、それから2年半で目標距離に到達。タイミングベルト交換後の後始末で1,000kmほど遅れたが、ようやく5回目の交換作業に着手した。

さっそく交換

エンジンが熱いうちは作業しにくいので、少し冷えた状態で作業開始。慣れた作業だからこそ、慎重に行う。

プラグコードカバーを開ける

プラグコードカバーを外す。

プラグコードの位置を再確認

プラグコードと各シリンダーの位置を再確認。ミッションがある左側から4、3、2、1と数える。1番ケーブルから外していく。

白丸で囲った10mmのナットについては、ゴムパッキン、メッキ加工のナットとワッシャーそれぞれの相性が悪いようで、非常に緩みやすい。この時点で増し締めしておく。

クランプCを外す

ヘッド上にある、プラグコードのクランプは二つ。

こちらのクランプCは、10mmのボルトを直接外してもいいし、クランプの裏側にある固定ツメを引き上げながら、抜き取る方法もある。純正プラグコードカバーであれば、裏面にクランプの取り外し方がモールドされている。

クランプD

4番シリンダーのすぐ横にあるクランプDも外しておく。頻繁な脱着のストレスで、固定ツメが割れた。

プラグレンチでプラグを外す

各コードは邪魔にならないところに避けておき、16mmのプラグレンチを使って各プラグを取り外す。後のチェックで使用位置を間違えないよう、外したらすぐに油性マジックでシリンダー位置を記入する。

各プラグのチェック

50,000kmを使ったプラグを並べる。エンジン同様、左から4、3、2、1となる。各気筒で燃焼状態やカーボンの付着量に差がないか、電極の欠けや構成部分のクラックがないか、しっかりチェック…全て良好。

燃焼室の状態をチェック

新しいプラグを取り付ける前に、フレキシブルスコープカメラを使って、ピストンヘッドやシリンダー内の状態を簡易チェックしてみた。スマホと接続できる安価なスコープカメラは大量に売られていて、2,000円程度で買える。

B16B純正ピストン

B16B純正ピストンの形状は、このようなデザイン。エンジン内での装着状態に従い、写真奥側がインテーク、手前側がエキゾーストとなる。

1番ピストンのトップ

1番ピストン。バルブリセスが見える。カメラ先端の向きからして、写っているトップ部はエキゾースト側。窪みにカーボンが載っているがアルミ地が見えており、総走行距離の割りに汚れは少な目か。

不明瞭な2番ピストン

2番ピストン。アルミ地だけが確認できる。エンジン停止時のタイミングから、2番と3番のピストンは上がっており、カメラでの撮影が難しくなっていた。

アルミの輝きだけが見えた3番ピストン

3番ピストン。こちらもピストン位置が上すぎて撮影できず、アルミ地のキラキラした輝きだけが写されていた。

4番ピストンも良好

4番ピストンは、最もキレイに撮影されていた。写っているバルブリセスのサイズから、エキゾースト側と分かる。

プラグホールからライトを照らし、僅かに見えるピストントップ部を肉眼でチェックしてみたが、やはりアルミ地の輝きが反射しており、各燃焼室の状態は悪くはなさそう。これは毎日運転を行い、最低週一回は必ず8,400rpmまでしっかり回している効果と考えられる。また、エアクリーナーのエレメントは毎年交換しているので、必要な空気量を十分に吸引させ、良質な燃焼が成り立っているようだ。

新プラグを装着する

新しいプラグを組み付ける

新しいプラグはいきなりプラグホールに入れるのではなく、プラグレンチにセットしてから、各ホールへ締め込んでいく。いきなり力を掛けて締めるのではなく、ネジ山が互いに正しく噛み合っているか感触で確認しながら、ゆっくり回す。締め付けトルクは25~30N・m(2.5~3.0kg・m)もしくは、ガスケットがヘッドに当たってから、1/2~2/3回転となる。

プラグコードを取り付けたあと、プラグコードカバーを閉じる前にエンジンを始動し、軽く吹かしてみて、異常がないことを確認する。

プラグ交換作業完了

異常がなければ、忘れ物がないかもう一度確認し、プラグコードカバーを閉じて作業完了となる。

50,000kmという規定寿命の半分でさえ、新品に比べても使用済み品は中心電極が消耗しており、プラグギャップが明らかに広がっていた。これだけ消耗が早く、また良質な燃焼状態を維持するならば、次回もアドバイスどおりの50,000kmでの交換となる。月面到着(=384,400km)前、最後のプラグ交換だ。

相変わらず軽快な加速ぶりを発揮している。一旦停止した交差点からの再加速でも、どっこいしょーと感じながらのトロトロとした加速がなく、ちょっとした運転操作一つが楽しい。

走行距離:301,034km

スパークプラグ次回交換距離:350,000km
2022/07/17 350,000kmで実施済みlink

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