「セルが回らなくてエンジンが掛からない」と言われ、現車でチェックしてみると、確かにバッテリー上がりだった。現在使用中のバッテリーは、2014年6月22日から使っているPanasonic ブルーバッテリーcaos
で、ちょうど四年が経過したところなので、寿命を迎えても不思議ではなかった。
2017年末の冬あたりからエンジンの掛かりが悪くなっており、バッテリーが弱くなっていることを感じさせていた。その後、春先の東京青森弾丸ツアー
で一日を通して1,500km弱を走り続け、これでバッテリーの充電が促進されたらしく、以後はエンジンの始動性が回復、バッテリーが弱くなっていたことを忘れてしまう。そして突然の「エンジンが掛からない」という一言で、遂にバッテリーが尽きたか、突然死だろうと思っていた。
ひとまずバッテリー交換
幸い、不動になったのが普段の保管場所なので、その場でダメになったバッテリーを外し、手に持って近所のガソリンスタンドまで歩いていき、新品バッテリーを買ってくる。
ENEOSのVICTORY FORCE SUPER PREMIUM II VFL-60B19R。再び赤バッテリーを使うことになり、エンジンルームが赤い印象に戻ることになった。ちなみにこのバッテリー、製造元はGSユアサのようで、モノは確か。個人的に、何も描かれていないケースに、エネゴリ君のイラストを入れてくれると、もっと親しみが湧くのだが。
新品バッテリーを得たエンジンは、甲高いセルの音と共に無事に始動。不動時間は僅か3時間程度で済み、このときはこれで一安心だった。
再び不動車に
新品バッテリーに交換して二日後、再びエンジンがストールしてしまい、今度は交差点のど真ん中での立ち往生で、緊急事態。他のドライバーや通行人の手を借りて、動けなくなったシビックRを道路に面する店舗の駐車場に押し込んで、一旦公道から離れる。JAFを呼ぶ…よりも、普段お世話になっているディーラがすぐ近くにあり、電話で事情を話すとバッテリーを持って駆けつけてくれた。
ディーラでの緊急点検では「オルタネーターが壊れているらしく、発電していない」とのことで、オルタネーターの交換しかないそうだ。使用中のオルタネーターは、2015年1月21日に交換したリビルト品
で、73,000km少々、僅か3年7ヶ月で故障で使えなくなってしまった。交換作業を即依頼したが、純正品は既に入手不可能で、再びリビルト品での対応となった。
EK9用オルタネーターはこのような姿で、これは玄関に転がしているストック品。スペック上は85A仕様とのこと。後に自動車業界にいた人に聞いたところでは「いくらなんでも壊れるのが早すぎ」「アタリを引いたな」という具合だった。
三機目のオルタネーターは
純正品からジャパンリビルト製オルタネーターに換装して、これが二機目。今回の緊急交換で早くも三機目になり、信越電装
製のオルタネーターとなった。
手渡された保証書と成績表。保証期間は2年40,000kmのどちらか早い方で、ジャパンリビルトの製品よりも設定距離が長い。検査成績表には発電設定電圧や最大電流値等が記載されており、回転数による発電電流のパフォーマンスグラフまである。発電電流は3,000rpmまでは急激に立ち上がり、以後は緩やかな上昇になる。
ホンダの他車種のオルタネーターを使い、純正品流用による発電容量アップという手段について。パフォーマンスグラフ上での想像でしかないが、下手に大容量化すると磁力抵抗の増加で、ピークパワーをロスしてしまう原因に繋がるのではないか。
無事に交換され、エンジンに装着されたオルタネーター。外装はサンドブラストによる清掃を行っているので、美しい銀色をしている。二機目のオルタネーターから数えれば、当面はツヤのある見た目を楽しむことができそうだ。よく見るとプーリーもリフレッシュされている。
車齢が20年を超えていることから、オルタネーター本体だけでなく、オルタネーターを制御するECUのトラブルも予想されたが、今のところそのような気配はなし。
今後に備えて
最初のバッテリー上がりの時点で、ただ単にバッテリーを交換するだけでなく、テスターを当てておくと故障診断しやすいと、ディーラの担当メカニックからアドバイスを受けた。ダメになったバッテリーと新品バッテリーの電圧比較、そしてエンジンを始動し、14V近くの電圧がバッテリーに掛かっているかを調べることで、単純なバッテリー上がりなのか、それともオルタネーターの故障か、その後の対処方法が大きく変わる。
さっそく現車にて、バッテリー端子の電圧測定練習を行う。エンジンを始動しない状態で一回目の電圧測定…13.5V程度、エンジン始動中の測定で二回目…一瞬11V近くまで下がる、エンジンが動作している状態で三回目の電圧測定…14.5Vと変化することを確認。このオルタネーターは設定電圧が14.5Vなので、正常に発電していることがテスターを通じて再確認できた。
バッテリー上がりのときは、テスターをすぐに持ち出せるよう、取り出しやすい場所に配置換えを行った。
| ENEOS | VICTORY FORCE SUPER PREMIUM II VFL-60B19R | 12,680円 | 1個 |
| 信越電装 | リビルトオルタネーター A5TA3591 | 45,360円 | 1個 |
〆
公道で立ち往生した第一報は本当に焦ったが、無事に収容できたという連絡には非常に安堵した。実はこのとき、シビックRを貸している最中の出来事で、修理依頼や状況調査はスマホを通じてのやりとりだったりする。新品バッテリーによるエンジン始動と、予めバッテリーに充電されていた電力で、二日間ほどは走り回ることができたのだった。
リビルトオルタネーターが早期にダメになった結果から、事情を知る人は「前に交換したばっかりだよね?」という反応が多かった。こうなると、信越電装製のリビルトオルタネーターがどこまで耐えられるか、完全な経過観察ネタになってくる。というのも、同社のリビルトオルタネーターで検索すると、三回(全体では六回)もオルタネーターを交換したレポートがすぐにヒットするため、どうしても品質が気になってくるところだ。
ちなみに、ディーラへ直接出した救援依頼費用や、その後の代車費用は全て無料だった。このサービスにはかなり助けられて、頻繁なディーラ通いが効いたのかもしれない。「あれ?シルバーのタイプRですよね?」と、窓口担当も覚えていたほどだ。
走行距離:273,785km