製造から15年が経過する中で、いろいろなところがダメになっていき、鍵までダメになった。いつものようにディーラーに出かけ、駐車をメカニック氏に任せていたところ「鍵が回らんですねー」と助けを求められた。鍵の山が摩耗してしまい、スムーズに回らなくなっていた。
確かに、鍵を少し抜き差ししながら回さないと抜けず、リアハッチに至っては外からは開錠できない。スペアキーと比較すると、ほとんどの山が摩耗してしまい、これでは錠内部のシリンダーがうまくかみ合わない。ディーラーのメカニック氏は「注文しちゃいますか」とノリノリで、こちらも「じゃ、お願いします」。
合鍵は精度の問題があり、これが原因で錠側が短時間でダメになる事例を目の当たりにしている。車に当てはめれば、鍵の精度不良で車体側の錠をダメにするわけにはいかない。そこで純正部品として、ディーラーを通じて新しい鍵を注文することになった。工場で作成するため、納期は一週間ほど要する。
新しい鍵と古い鍵の比較
純正部品として工場から出荷されるので、見慣れた純正部品の袋に密封されてやってきた。
鍵先端を比べてみると、明らかに山の高さが違うのが分かる。いわゆる胴体部分も同じ傾向で、山が削れて低くなっていた。
鍵の根元付近に至っては、角が完全に削れ落ちてしまい、段差が曖昧になっていた。純正部品なので、新しい鍵に四桁の鍵番号がしっかり刻まれている。古い鍵は全体的に細く痩せており、しかも短くなっていた。変な力が掛かった場合、痩せた部分から折れても不思議ではなかった。
| 35113-SH3-305 | キーCOMP.,イグニッション | 1,564円 | 1個 |
新しい鍵にして、5年後
鍵本体のリフレッシュを済ませて、5年と少々が経過した(2013年10月から2019年2月)。土休日や年末年始関係なしに、毎日のようにドアの開錠と施錠、イグニッションの扱いを行っていたためか、再び鍵の山が摩耗してしまい、鍵が回りにくくなりはじめた。
左が5年で摩耗した鍵、右が新品の鍵。度重なる抜き差しにより、先端が丸まっている。鍵表面のメッキも剥がれてしまい、金色の下地が見えている。
上が新品の鍵、下が摩耗した鍵。左側の青い枠では、先のレポートと同じく、鍵の根本の角が削れている。そして右側の黄色い枠では、摩耗により山の高さが低くなっている。
摩耗した鍵を使い続けると、スムーズに回せなくなるだけでなく、錠側の内部シリンダーが傷んでしまい、開錠と施錠ができなくなる恐れがある。既に経年でボロボロになっていると考え、現状維持を最優先。摩耗した鍵でとどめを刺さぬよう、鍵の山が減ったらさっさと交換し、鍵は消耗品として扱うのも手段の一つだろう。
〆
純正キーを注文するとなると…。ステアリングコラムを分解し、キーシリンダーナンバーをチェックという分解工賃が余計にかかると思っていた。ところが実際は、鍵本体に刻まれた番号が分かればいいと分かり、今までの躊躇は何だったのか。
値段についても、合鍵作成料金の二倍程度か、同等レベルということになり、精度や耐久性を考えれば純正品が勝る。安っぽい見た目ながらも、しっかりとした純正品として復活するので、満足度はけっこう高い。
走行距離:180,193km