2年毎の車検だ。
今回もホンダディーラーでの車検となる。もう一つの24ヶ月法定整備では、ブレーキフルードとクラッチフルードの定期交換、デスビキャップとローターの定期交換、バルブクリアランスの点検を依頼。
点検整備とは一切関係ない同時作業として、冬場のリフレッシュ計画の前準備のために、エアコンガスの回収も依頼している。
代車はGR3フィット、次期主力車両(F-X)の筆頭車種。借りているうちに使い勝手や走らせ方を存分にチェックし、時機を見て本格的に選定作業に入らなければならない。
各検査結果
まずは制動力検査。
一応は車検基準値内で指摘されるようなことはなかったが、リアブレーキの制動力に130Nの差が出ているのが気になるところ。ブレーキング中の姿勢制御を司るブレーキだけに、何か問題を抱えているのだろうか。
次に前照灯の検査。何かと話題になりやすいヘッドライトの車検問題だが、今のところは何事も無し。さらに平成10年5月登録のネオクラ車なので、基本はハイビーム検査だ。
『走行灯(ハイビーム)』に丸印が印刷され、ハイビームでのチェックが行われていることを示している。左右共に経年で光度が落ちているが、規制値は15,000cd以上は保てていることから、このまま継続使用となる。
その他の検査。
特に気になる数値はなし。COとHCに関しては、エンジンや触媒の温まり具合で大きく差が出るようだ。エンジンや触媒が温まっていない状態で測定された2021年度はCOが0.48%、HCが367ppmという、異様な数値が出ていた。今回は暖機後、冷え切らないうちに測定したのかもしれない。
2年点検整備
次は法定24ヶ月点検。結果は殆どがレ点(点検良好)が記されている。サスペンションの連結部の緩みにTマーク(締め付け)、タイヤの空気圧にAマーク(調整)が入っているくらい。
デスビキャップとローター
デスビキャップとローターは2車検(4年)に1回のペースで定期的に交換しており、前回の交換は2019年。4年も使えば電極の荒れや消耗が目視でも分かるようになり、ドライブフィールではゼロ発進や再加速が鈍くなる。
よってデスビキャップとローターの部品供給が続く限りは、4年毎にリフレッシュして本来の燃焼状態に戻してやるのがベスト。
デスビキャップ側の電極。白い焦げで荒れている。
ローター側の電極。こちらは茶色い焦げに覆われている。
ディーラーから退店し、最初の加速の時点で加速がラクになっていることが体感できる。デスビキャップとローターの電極がキレイになることで、プラグの火花が飛びやすくなって良質な燃焼に戻るためだろう。
| 2. | 30102-P72-006 | キャップASSY. | 2,475円 | 1個 |
| 3. | 30103-P73-003 | ヘッドASSY.,ローター | 2,794円 | 1個 |
バルブクリアランス点検
ロッカーアームと吸排気バルブの間にある僅かな隙間…バルブクリアランスの調整は、10万キロ毎に行っていた。エンジンのヘッドカバーを開ける機会といえば、タイミングベルトの交換。このときに同時施工すれば、ヘッドカバーを何度も開け閉めしなくていい利点がある。
30万キロ到達時、DIYでタイミングベルトを交換しようとチャレンジしたが、見事に失敗。当然、バルブクリアランス調整を行う余裕はなく、現在まで20万キロ当時に行った調整値のまま。それから17万キロが経過し、どういう状況か。
バルブクリアランスを点検、また調整するとなれば、ヘッドカバーを開けなければならない。ヘッドカバー用のパッキンは再利用不可パーツなので、交換用のパッキン代が追加される。
| 12030-P73-000 | パッキンセット,ヘッドカバー | 5,610円 | 1個 | |
サービスマニュアルからB16Bエンジンのバルブクリアランスの標準値を引用する。なお、引用元にB18Cと記載しているが誤記ではない。B16B単体のサービスマニュアルは存在せず、各基準数値や点検調整方法はB18C用を参照するようにアナウンスがある。
バルブクリアランス標準値(冷間時)
インテーク:0.15-0.19mm
エキゾースト:0.17-0.21mm
さすがに17万キロも使えば、多少はズレてくるだろうと思っていたら「全て基準値内です」という担当サービスメカニック氏からの一報が入り、ノータッチで継続使用となった。ホンダエンジンの耐久性というか、ズレないものなのか…と唖然とさせられた。
その他、整備作業
ブレーキオイルとクラッチフルードは毎年交換としている。
左:クラッチフルードタンク 右:ブレーキオイルタンク
明細書上の名称をそのまま記載。共に共通のフルード(ホンダ ウルトラBF DOT4 08203-99931)を継続的に使用している。
クラッチペダルを踏むとギシギシと異音が鳴る症状は、マスターシリンダーとレリーズシリンダーを含めた関節部分に給油することで解消。
同時作業
車検や法定24ヶ月点検整備とは一切関係のない作業。来夏に備えてエアコン周りの簡易的なリフレッシュを行うため、エアコンガスの回収を依頼。
冬の間にコンデンサーやレシーバタンクの交換を計画しており、どうしてもネックになるのがエアコンガスの存在。大気解放するわけにはいかず、エアコンガスを回収し、リフレッシュ完了後に真空引きとガスチャージを行ってもらうことになった。
〆
以上、2023年度、この車にとっての12回目の車検となった。実は月面(=38.4万キロ)到着前、定常運用最後の車検となる。
それでも必要最低限の整備に留めるのではなく、定例パターンとなっている作業は全て依頼。現状では年間の走行ペースが落ちており、それでいて毎日運用であることは変わりなく、想定しているよりも運用日数が伸びそうなため。
「この車にとっては、この車検が区切りになりますね」なんて口にしたが、担当サービスメカニック氏は全く想定しなかった反応を見せてくれて、とても嬉しかった。
走行距離:372,603km