リアハッチの開口部に装着されているウェザーストリップは2018年11月、278,644kmで交換している。このウェザーストリップの購入はさらに遡ること2016年10月で、2年に渡ってクローゼット内に保管し続けていた。

ウェザーストリップは防水パッキンとして機能するため、テールゲートと密着できるよう成形されている。よって変なクセを付けないように重量物を載せるような保管はしていなかったが、保管中のストレスがウェザーストリップ本体に掛かっていたのか

ウェザーストリップの折り目

折り目が入ってしまっていた。

2018年11月に作業した際に折り目の存在に気づき、その時点で購入から2年が経過していた。保管上のミスなのか製造不良なのかは分からず、このまま使うことになる。

ウェザーストリップの装着位置の微調整、シリコンスプレーを吹き付けて揉んでみたりと、折り目を無くせないかいじってみたが、状況は全く変わらず。幸い、雨漏りまでは至ってはいないが、ゴム部品においては折り目からひび割れが始まった事例を何度も目にしていることから、長らく懸念部分の一つとして監視を続けていた。

2023年7月下旬、ウェザーストリップがまだ買えるという情報が入った。現車の折り目が入ったウェザーストリップを交換する最後のチャンスと判断。即購入手配を掛けて、交換準備に入る。

交換作業

テールゲートを構成する各種部品の配置上、ウェザーストリップを交換するにはテールゲートの両端に装着されているガススプリング…テールゲートオープンステーを外さなければならない。

テールゲートを全開にすることからスタート。両方のオープンステーを一気に外すとテールゲートを支える術が無くなるので、右側のオープンステーから外す。片側だけを外し、残る左側はここでは外さない。

テールゲートオープンステーの車体側装着部

オープンステーのエンドカバーは覆いかぶさるようにして、小さなツメで装着されている。力を入れて外す必要はなく、軽く捻るだけでポロリと取れる。経年で樹脂が脆くなっている恐れがあり、勢いで割らないように注意。

14mmのスパナでオープンステーのボルトを外せるが、テールゲートの重量が掛かっているため回し心地は固い。テールゲートを手で上げながらボルトを回すと、外しやすくなる。

オープンステーは内装の上に仮置き

オープンステーを外すと、テールゲートは自重で下がってくる。そこで内装の窪みに載せて、閉じないように配慮しておく。

旧ウェザーストリップを外していく。ボディには嵌め込まれているだけなので、引っ張れば外すことができる。

外されたウェザーストリップ

外れた旧ウェザーストリップ。ウェザーストリップには装着する向きがあり、この確認を行いやすくするため、左側のオープンステーに引っ掛けておく。

ウェザーストリップの中心マーク

ウェザーストリップは適当に装着すればいいのではなく、どこかに青色のマーキングが施されている(4ドアセダンは赤色)。このセンターマークを開口部の中心マーク(黄色い丸)に合わせて、右側半分を嵌め込んでいく。新品のウェザーストリップは、内部の芯が硬く、少々装着しにくい。こちらは2018年撮影の旧写真。

外されたウェザーストリップ

開口部分の曲線部分に沿って、ウェザーストリップを伸ばすことなく正しく装着していくと、テールゲート用ストライカーの中心とウェザーストリップを環状にするための加工部分が一致する。

右側のオープンステーを元に戻す

正しい位置に装着できたと判断したので、外していた右側のオープンステーを車体に装着する。ボルトの締め付けトルクは38N・m(3.9kgf・m)となっている。折り目の無い、整ったウェザーストリップが戻ってきた。

左側のオープンステーを外す

続いて左側のテールゲートオープンステーを外す。こちらも右側の作業と同様で、エンドカバーを外して、テールゲートを手で支えつつ内部のボルトを緩める流れは変わらず。

ウェザーストリップ装着中

旧ウェザーストリップを車体から完全に外し、リアシートに投げておく。続いて左側のテールゲートオープンステーを外す。こちらも右側の作業と同様で、エンドカバーを外して、テールゲートを手で支えつつ内部のボルトを緩める流れは変わらず。

小休止前

旧ウェザーストリップを車体から完全に外し、リアシートにでも投げておく。新しいウェザーストリップを装着する前に、オープンステーのボルトを仮固定しておき、小休止に入る。

このときの気温は35℃、炎天下での青空作業となり、強い風で汗が乾きやすい。体内の水分が短時間で一気に減ってしまい、経口補水液OS-1を飲んで凌ぐ。

新しいウェザーストリップを装着したところ

新しいウェザーストリップが装着された。端部の巻き込みがないか、しっかりと確認する。

テールゲートを閉じてみて、ウェザーストリップが正しく密着するか、車内側から入念にチェックする。ウェザーストリップの交換後は水漏れテストを行い、大雨やホースによる放水の代わりに、近所の機械式洗車機を使用して、水漏れなしを確認。全てクリアとなった。

ストライカの位置調整

ウェザーストリップが新品になって、ゴムの厚みが復活したことで、テールゲートオープナーの引き上げが渋くなる場合がある。このまま使い続けると、オープナーケーブルに過大なストレスを与える可能性が出てくるため、調整作業が必要となる。

テールゲートオープナーが硬い?渋い?

引き上げが渋い、もしくは硬い手応えといったときに調整する。

原因は、ウェザーストリップのゴムが厚くなった分だけ、テールゲートの閉じ位置がズレてしまい、ロックの爪に干渉しているためだ。そこで、ストライカの位置を僅かに動かして、ロックの爪に干渉しないように調整する。

ストライカの位置調整

ストライカを固定しているボルトを緩め、上下、左右の位置を少しずつ動かして、ロックの爪と干渉しない位置を探し出す。

サービスマニュアルの記載事項

サービスマニュアルより引用する。適切な位置が決まったら、ボルトを確実に締め付ける。

6.  74440-S03-003  ウェザーストリップ,テールゲート  6,859円  1個

折り目が付いていたウェザーストリップから、整った見た目のウェザーストリップに交換して、懸念事項をまた一つ消すことができた。冒頭でも書いたように、ゴム部品に入ってしまった折り目からひび割れが始まった事例を何度も目の当たりにしてきた。テールゲート周りは雨漏りしやすい部分だけに、ゴムのひび割れ部分から雨漏りという、面倒な事態を避けることができる。

新品のウェザーストリップを再び入手することができて、ストックしようか…と思ったが、また折り目が入ってしまえば無駄になってしまう。最初のウェザーストリップも1998年の製造から2018年の20年間を使用し、異常が出る前の予防保全で交換している。よってストックせずに装着して、折り目問題を解決してしまうのがベストと判断した。

走行距離:366,938km

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