今回の車検も、引き続きホンダディーラーへ依頼した。同時に行われる2年点検整備では、ブレーキフルード/クラッチフルード以外の定期交換部品はなく、唯一依頼したのがエンジンコンプレッションの測定。それでも旧い車ゆえか、入庫から出庫までは3日間となった。

代車はGR3フィット

代車はGR3フィット。次期主力車両(FX計画)筆頭車種だけに、借りている間は実運用を想定したテスト期間として有効活用させていただく。例えば、こんな具合に。

高速試験

さっそく99kmhをマーク。新東名の最高速度を含め、どのような運転感覚か。一般道、高速道路、ワインディングを含めて徹底的に走り込む。テストドライブから得られた経験をベースに、FX計画は少しずつ進めていくことになる。

ヘッドライトは問題なし

10回目の車検では、光軸調整に相当苦労していたようだが、今回の車検ではそこまで時間は掛かっていなかったようだ。初度登録年月が1998年8月31日以前の車両なので、検査はハイビームで行う。検査員のメカニック氏も「ハイビームは久しぶり」なんて口にしていた。

交換後の左側ヘッドライト

抜群の透明度を保っているヘッドライト。ディーラー車検で2回も合格判定が出れば、光度以外の懸念はもう抱かなくてよさそうだ。

2019年度ヘッドライト測定結果

まず2019年、10回目の車検におけるヘッドライト測定結果。右側に比べ、左側の光度が著しく落ちており、将来的にバルブの一斉交換を考えておかなければ…と結論付けていたが。

2021年度ヘッドライト測定結果

今回の車検ではこのとおり。光度は左側が40,800cdから38,000cdへダウンしつつ、もともと低かった右側の25,100cdは27,200cdへ若干アップ。規制値は15,000cd以上なので、限界まで使う予定。

10月末のダンパー交換を行ったことで、車高が少し上がって測定結果が変わる可能性も考えていたが、大きな変化は特になし。細かいところでは、右側ヘッドライトの光軸が左5cmから右5.1cmと10cm近く変わり、さらに追い込んだ調整を行ったのだろうか。

走行用前照灯の判定値

走行用前照灯(ハイビーム)における判定値。最も分かりやすかった、国土交通省 四国運輸局自動車技術安全部 整備・保安課が公開している『前照灯の検査について外部リンク:前照灯の検査について』(PDF)から引用したもの。

測定結果と判定値の図を照らし合わせてみると、照明部中心を狙って集中的に照らしていることが分かる。確かにハイビームを使っていると、進行方向中央付近が明るくなっていることが実感できる。ロービームが主体ながらも、必要に応じてハイビームを積極的に使いながら走るタイプなので、照らすべき部分が明るくできるセッティングは心強い。

エンジンコンプレッションはどう変わったか

エンジンの劣化調査目的で、初めてのエンジンコンプレッションの測定を行ったのが2017年12月の、9回目の車検のとき。

2017年度エンジンコンプレッション測定結果

B16Bエンジンの基準値内に含まれているが、熱的に最も厳しくなる3番シリンダーが最も低い。あくまで参考値として扱ってほしいとのアドバイスがあり、作業者の手による測定で、どうしても誤差が含まれてしまうため。

総走行距離の増大と共に、エンジンコンプレッションの測定値はどう変化していったか。4年ぶり、2回目の測定を依頼した。

2021年度エンジンコンプレッション測定結果

測定結果は、まさかの数値上昇。しかも全シリンダーのコンプレッション値がキッチリ揃っている。2017年での測定と同様、参考値であり誤差を含むことを踏まえても、派手に落ちたり、バラつきが大きくなっていないことが分かればOK。現状、33万キロオーバーのエンジンながらコンディションは悪くないと判断できる。

排ガス検査はワースト記録

CO、HC濃度2年点検整備記録簿の項目をチェックし続けて、最後の最後で気になる変化を発見。COは0.48%、HCに至っては367ppmと非常に悪化していた。法定12ヶ月点検、2年点検それぞれの過去ログを見直しても、300ppm後半の数値は出たことがない。ディーラーに預けたのが午前10時、車検としてピットに入場したのが数時間経過した後で、車検スタートまではディーラー内の駐車場に置かれたままになっていた。となれば、エンジンが冷えてしまった状態での測定値となり、このような結果になった可能性がある。

排ガス規制値はE-の場合、COが4.5%、HCは1200ppm。E-EK9なので一応は規制値以下、よって合格判定。これが後期型のGF-だったならば、COは1.0%、HCは300ppmで極めて厳しくなっており、もう一工夫必要になっていたかもしれない。

これまでの法定12ヶ月点検や車検時の2年点検においては、経年部分のリフレッシュ作業を同時依頼していたが、今回は一切無し。実は2008年度の法定12ヶ月点検以来の出来事で、これで総費用も大きく減らすことになった。

冒頭でも書いたが、23年前の旧い車だけあって期間は3日間となった。問題が発覚しても時間を掛けられるようにしているのか、作業は基本的に夕暮れから夜。それでも長時間残業にならないように、配慮しながらの作業となっていたようだ。

コロナ禍による動きにくい環境下で、このような旧い車を受け入れてもらい、本当に感謝している。

走行距離:336,503km

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