疲れても休めばいいじゃない

週初め早々の夜勤で若干体調を崩したらしく、今日までズルズルと引きずってしまうことになった。発熱はないが一日中倦怠感が続く。こうなると思考能力も余計に落ちるわけで、書く事は休止。体調の回復を最優先することにした。

ホント、弱くなった。一度疲れてしまうと、そう簡単には回復しないので、体力がないことを実感しているところだ。体力がピークだったときの行動パターンは、以下の通り。

・木曜日
日勤からそのまま夜勤の日。午前2時ごろに仕事が終わり、以後椅子を並べて仮眠。

・金曜日
明け。日中はもう一度仮眠。夕方に起き、風呂と食事が終われば夜になるので、車に乗ってドライブへさっそく出発。夜通し走り続け、向かった山ではドリフト族のギャラリー等を楽しみつつ、午前2時あたりで山の中腹等で仮眠。

・土曜日
車中泊からドライブを再開。山という山をひたすら走り続け、その日の気分で東西南北どこへでも。走ることが第一なので目的地は特に無かったりする。道中に見つけた温泉などで汗を流し、日が暮れて、再び夜になればどこかしらで仮眠。車中泊二日目。

・日曜日
夜明けと共にドライブをスタート。そろそろ家路につくことにする。真っ直ぐ帰ることはなく、なるべく多くのワインディングロードを経由しながら、夕方あたりに帰着。明日からは、また日勤だ。

こんな具合。当時乗っていた車はEK4シビックSiRIIだ。休みの日は家にいることはなく、僅かな時間でさえもシビックのハンドルを握っていた。疲労感を覚えたところで、どんな環境でも寝れば一応は回復することができたし、帰宅した翌日は勤務なんてのも、当たり前のようにこなしていた。

年月が経過した今はどうだ。帰ってきた翌日は『お疲れ休み』は必須で、休みが続いても決して無理はできず、長時間遊べなくなった…とネガティブに捉えるつもりはない。なるべく疲れを持ち越さないようにキャンプすることを覚えたし、素泊まり宿でも近所の温泉等で血流をスムーズにすれば、体力の回復も早い。マイナス要素があっても、いくらでもプラスに変える手段が見つかる。というわけで、今年もかなりのペースで走り回ることになりそう。

アソビット

『ラオックス秋葉原アソビットシティ店』が今月末で閉店するというニュースが出て、ああまたか…というのが第一の感想だった。

長きに渡って、それこそラオックス ザ・コンピュータ館が存在していたころから、あの界隈を歩き回っていた身としては、運営元のラオックスの迷走ぶりはお馴染みの光景であり、改装開店→一年程度で閉店というのを目の当たりにしてきた。行く度に、売り場の形態が微妙に変わっていることなんてザラで、アレを買ったらついでにコレも買う…みたいな、買い物動線を一切考慮していなかった印象が強く、そして店が消えているというオチが繰り返された。

ラオックス本体がこんな状態なので、アソビットシティもだいたい似てくる。2002年開店の、最初のアソビットシティ(現在のドン・キホーテ秋葉原店)は二年持たなかったし、アソビットシティならでは!というものが見当たらない無難過ぎる品揃えでは、一回行けばもういいかな?と、ホビー系の買い物なら周辺の専門店に行ったほうが結局は早かった。とどめに、経営不振から中国資本傘下に入り免税店が主体化、日本人の顧客層を一切無視したような経営方法では、自然と距離を置きたくなるものだ。

免税や爆買い頼みながら、熱くなりやすく冷めやすい波のある日本のオタク文化において、アソビットシティはどれだけの利益が出せていたのだろう。秋葉原というちょっと特殊な土地柄で家電やドラッグストア的なものならともかく、訪日客相手のホビー系では長らく厳しかったのかもしれない。頼みの爆買いもアレだし、ラオックスの興味深い動きはまだまだ続きそうだ。

一年経過報告

『100万円貯まる貯金箱』を500円玉で満タンにしてみようとスタートしたのが、2016年3月25日のこと。それから一年となり、現在までの状況を調べてみた。

一年目の様子

缶の高さは約173mm。スケールを突っ込んで計測したところ、底から50mmほど貯まっているらしい。重量は缶を含めて4.5kgだった。500円玉の重さは7gなので、単純計算で321,000円ほど貯まっていることになる。缶の重量を考慮しなくても、300,000円は貯まっているはず。となると、第一回目(2004年6月13日→2009年9月18日)、第二回目(2011年6月19日→2013年1月4日)で要した日数とは比べ物にならないペースでの貯金が進んでおり、これまで愛用していた『30万円貯まる貯金箱』を一年で満タンにしたのと同じ。

この500円玉貯金以外の部分で、しっかりとした貯金システムを構築していることを考えると、意外と非効率的だったりする。500円玉を得るために札を崩すと、普段の貯金に手を付けていることになる。しかも貯金箱の状況を帳簿に記していないことから、満タンまでの一時的な期間とはいえ、見かけ上の支出の増大を招いているからだ。そんな背景もあって、満タンになったら500円玉貯金は区切りとしたい。

デメリットに気づきつつも、好きで始めたことだし性格的に途中で投げ出すことはできないので、最後までやり遂げる。現状のペースでは、満タンまであと3年は掛かる見通しだ。

圧縮機

冷蔵庫や各種空調装置の背面を見ると、黒いタンクのようなものが見えるときがある。動作中、もしくは電源コードを抜いた直後等は熱くなっているので、不用意に触れるとあちっとなって驚くアレだ。あのタンク状の機械の正体は、オゾン層破壊や温室効果ガスでお馴染み、フロン(総称)ガスを圧縮する圧縮機だ。フロンガスを高温高圧化し、次の要素であるコンデンサ(凝縮器)へ送り出している。

あの黒いタンクの内部を見てみたいという覗きな下心…もとい、機械の内部構造や仕組みを知っておくことは、機械いじりを趣味とする人間としては当然のこと。かつて会社で、廃棄された圧縮機を解体、内部を腑分けしたことがあるが、外観の黒い部分は分厚い鋼鉄製だ。これを輪切りにするのは相当面倒で、ディスクグラインダーの替え刃を何枚使ったことか。切断面はざくざくで見た目が悪かったが、内部を知るには好都合な素材として生まれ変わった。

この手の機械は、学習用の素材として美しく切断され、しかも内部部品の色分けがなされたものが用意、販売されていることがある。実機を目にすると、こういう感じで作りたいなと強く思うところで、今後のために記録撮影は欠かせないものとなる。

冷媒圧縮機の内部その1

圧縮機の内部で2/3程度、大部分を占めているのはモーターだ。振動吸収用のバネに載せられた誘導電動機で、コイル、回転子が備わる。コアとなる圧縮メカは上部に少々。各種チューブ、脈動防止用のダンパー、吸気弁や排出弁など。

冷媒圧縮機の内部その2

実際に冷媒を圧縮する部分がここ。レシプロ式なので、早い話がエンジンと似たような感じ。頭上の弁から冷媒を吸い込み、ピストンが上昇し、圧縮したら排出する。小さいながらもコンロッドが備わり、回転運動から上下運動に変換するクランクもある。ピストンの直径は3cmほど、ストローク量もやはり3cmくらいしかない。このボアストロークでも冷媒を圧縮するには間に合うようで、冷蔵庫本体もかなりの大型サイズだった。

卓上の機械でこんな具合で、しかも動かすことができるので嘗め回すように見ていた。博物館や展示施設において、機械内部が見えるようになっていると、完全に足が止まることから、どんな規模でも一日コースが確定となる。

ドイツ語

0 null ヌル
1 eins アインス
2 zwei ツヴァイ
3 drei ドライ
4 vier フィーア
5 fünf フュンフ
6 sechs ゼクス
7 sieben ズィーベン
8 acht アハト
9 neun ノイン
10 zehn ツェーン

なぜ「88」のことを「アハトアハト」と言っていたか。これのおかげで謎が解けた。「はちじゅうはち」ではなく「はちはち」と言っていたことになる。「はちじゅうはち」を意味する言い方は「achtundachtzig(アハトウントアハツィヒ)」という。Uボートを意味する「Unterseeboot」は、そのままローマ字的な読み方をしてしまえばいいみたい。「うんたぁぜーぼーと」と。

英語ではない、別の語学を調べてみるのもなかなか面白い。

桜前線

靖国神社のソメイヨシノ(サクラ)の開花が確認されたという報道があった。平地でのシーズンが終われば、次は山間部のヤマザクラとなるわけで、4月下旬あたりからが目安になるだろうか。

各地のソメイヨシノというサクラの実態は、『エドヒガン』と『オオシマザクラ』の間の全雑種を表す名前だったりする。全て人の手による接木で増やされたそうで、ソメイヨシノの枝を純粋なサクラの木に繋ぐ…ということから、枝部分と根元が別モノ。しかも遺伝子情報を解析したところでは、元を辿ると本当に限られた数の原木にあたり、早い話がクローン。あちこちのソメイヨシノが同じ遺伝子情報を持っているために、似たような時期に花を咲かせ、一斉に散る理由がコレ。さらには、開花に必要となる気温条件を掴んでしまえば、開花するタイミングを予測する桜前線まで分かってくる。

春を象徴する花だが、病気に弱く、クローンである以上は耐性を得にくい。環境の変化にも強くないことから、ここ数年は樹勢の衰えが目立つようになってきているようで、それならばと代替種への植え替えが少しずつ進んでいる。もしかしたら、遠い未来ではソメイヨシノは貴重な種類になっているのかもしれない。

ブルートレインさくら号

野外専用と思っていたら

野外ではんだ付けをする必要性のあるときは、基本的には車のハーネスいじりになる。今までは支援車両から給電、30W程度のインバータを経由し、20Wのはんだごてでハーネスをはんだ付けしていた。ただ、純粋な家庭用交流100Vに比べて発熱しにくく、細いハーネスならともかく、太くなるにつれて役不足になってしまう。そこでガス式のはんだごてを購入し、野外でのはんだ付けをスムーズにこなせるようスタンバイすることになった。

太洋電機産業製GP-101S

太洋電機産業製GP-101Sをチョイス。ガス式は全く未知だったので、まずは調べてみる。充填したガスに着火し、こて先を加熱する仕組みになっていた。着火部を拡大してよく見ると、内部には網状の針金が組まれており、規模は違えどガス式ヒーターそのものだった。ガスの放出量を調整すれば、そのまま温度調整機能となり、GP-101Sであれば電気式はんだごて換算で10~60W相当になるという。これなら、太いハーネスのはんだづけも簡単にこなせるはず。

ちょうどいい。家の中でのはんだ付けといえば、基本的にはIC等の半導体がメインなので、はんだごては30Wのものしか持っていなかった。今回入手したGP-101Sなら、最小10W、最大60Wとなるので用途の幅が広くなる。野外だけと思ったら、室内でも使える場面が多そうだ。

富士スピードウェイへ

三連休の初日。富士スピードウェイではスポーツ走行が組まれ、正午には体験走行枠が設定されていた。別世界に思えて、実際はそれほどでもないサーキットの世界で遊んでみようということで、防錆対策中のS15、ガラス交換担当部長レイ(どこ行ったの?)なGP5を誘って、富士スピードウェイまでひとっ走りだ。

Aパドック

Aパドックにて、すっきりした空とまだまだ白い富士山。3年前、日産自動車追浜工場へ見学しに行ったときのメンバーそのものだったりする。

特にイベントは組まれていないので、ピットロードに出て目の前を200km/hオーバーで駆け抜ける車を眺めたり、ドリフトコースやショートコースにも足を伸ばし、とにかくギャラリー。アマチュアのスポーツ走行だけに、走行ラインがみんなバラバラなので眺めていて飽きない。マフラーの音量は車検上の規定となるだけに、袖ヶ浦フォレストレースウェイの上限95dBとは段違い。耳が痛い。過去に比べて、大音量に対する耐性が無くなっていることを実感…。

体験走行枠

昼になれば体験走行枠。かれこれ3度目になり、回数を重ねるたびに諸注意や明確な禁止事項が増えている。最終コーナーの前で一旦停止し、ホームストレートを全開走行、フルブレーキで第一コーナー前で減速する…なんてことは無くなっており、トップスピードは速度計の針が右をちょっと向く程度だ。それでもサーキットから離れてしまうと、あっという間に身体が鈍ってしまうらしく、第一コーナーへの突っ込みは怖かった。昼食休憩後は再びギャラリー、そしてレヴォーグの軽作業、撮影会で遊びまわり、一旦切り上げ。山梨名物のほうとうを食べて帰宅。

走行ログ

体験走行中もGPSロガーを機能させていたため、レーシングコースの形状がしっかり残すことができた。山中湖までは三国峠経由になり、かれこれ20年以上は山中湖へアクセスしていながら、ここを経由したのは初めてだったりする。雪解け水があちこちに残り、夜になれば確実に凍結していた。路面凍結の危険性があったことから、道志みちは使わずに東名高速で大人しく帰宅。総走行距離は280kmと短かったため、燃費計算はしなかった。お疲れ様でした。>全参加者

外装調査 セイコー 38クォーツQR編

セイコークォーツQR、通称38クォーツの外装を調査、そして出来る限りの清掃を行った。購入から40年以上は経過しているはずで、この期間にメンテナンスは一度は行われていると期待したいが、それにしても洗浄しがいのある状況だった。

ケース内のサビ

まずはムーブメントを取り外した直後のケース。パッキンの劣化で汗や水分が浸入し、サビが発生していた。錆びない金属と思われがちなステンレスだが、実際は汗や汚れで表面の酸化皮膜が壊れてしまうと、錆びてしまう。丁寧に除去し、汚れを徹底的に清掃する。

洗浄後のケース

サビの除去と洗浄で、だいぶキレイになった。サビ特有の変色が若干残っているが、時計全体の状態から深追いは良くないと判断してここで止め。風防側の密封状況は決して良好ではなく、仕方ない部分だ。

清掃前の竜頭

清掃前の竜頭。内側にホコリや垢が大量に積もっており、溝も黒ずんでいる。水に漬けると汚れが煙のように広がり、長年の疲れが蓄積しているのが一目瞭然だった。

清掃後の竜頭

清掃完了。溝も一つひとつ磨いて、しっかりと汚れを落とした。

洗浄前のブレスその1

洗浄前のブレス。ここも汚れがたまりやすい部分。

洗浄後のブレスその1

洗浄完了。バフ掛けすると細かいキズを消すこともできるが、加工修正については今後の課題になりそうだ。

洗浄前のブレスその2

こちらも洗浄前のブレス。ブレス本体だけでなく、調整用駒の割りピン穴にも汚れが溜まっていた。割りピンに至っては正しい向きではない部分があり、清掃と修正を行っていく。

洗浄後のブレスその2

洗浄完了。割りピンは全て歪みがあり、抜け落ちやすくなっていることから、交換を視野に入れたほうがいいかもしれない。

ムーブメント本体の分解調査の前に、外装系部品のチェックと洗浄が済んだ。最初は中身を拝見するだけだったのが、いつの間にかオーバーホールの練習台になり、どうにか復活できないか?という段階にまで達した。外装系の調査結果としては、やはりアンティークな時計なのでキズの多さは仕方ないところで、バフ掛けすればある程度は修正できるはず。カットガラスを用いた純正風防は欠けや打痕があって、ついでに透明度も落ちており、素人目からしても風防の密封状況は良くない。ただ、38クォーツの特徴的なデザインだけに、こればかりはノータッチで活かしたままにしたい。裏蓋のゴムパッキンも痩せているので、表と裏が弱っている現状では水気厳禁となる。

ポカリスエット

冷えた夜がまだまだ続くが、真冬とは違った寒さだ。重ねた掛け布団はかなりの保温効果を発揮し、昔からこの時期になると、あまりの暑さに目が覚めてしまうことが多い。じっとりとしたシャツでかなりの発汗があったことに気づき、ついでに小便がしたくなって、ますます体内の水分が失われていく。

半分寝ぼけている中で、冷蔵庫にストックしてあるポカリスエットをコップ一杯飲む。熱い身体に、キンキンに冷えたポカリスエットが染み渡っていき、失われた水分をいくらか補給して落ち着きを取り戻す。若干浅く、そして早まっていた呼吸が元通りになり、これで安心して眠ることができる。枕元の時計を見ると、午前3時過ぎの出来事だ。

熱くて寝れず、一杯のポカリスエットで落ち着きを取り戻すなんて、過去何度も経験してきたことだ。発熱で苦しい夜中に飲んだポカリスエット、子供の頃の思い出。そのときの味というか、寝苦しい状態を脱して眠りに落ちていく流れが忘れられず、今でも発熱で動けないときには、早く落ち着けるようポカリスエットは欠かせなかったりする。暑さと発汗で起きてしまい、さっさと寝直すためにも有効であることがよく分かった。