キーボード崩壊につき

今日までパソコンのキーボードは、Cooler MasterのQ Alloy Keyboardだ。2003年7月に登場して即購入、本当に長らく使い続けてきた。 実は2代目で、初代はMMORPG…ネトゲのやりすぎで壊した。いくつかのキーの関節が折れてしまい、正しい打鍵ができなくなった。ゲームで使う職業は基本的には魔法使い系だったこともあり、1秒以下のタイミングでキーを連打して次々に魔法を発動しつつ、その一方であれこれ指示や会話をしたりで、本当に酷使していた。左手が魔法発動用のファンクションキーを操作し、右手でアルファベット部全てとマウスを操作する。その様子を見た知人は「小室哲哉かっ!」と発言したほど。ゲームの操作性を維持するために、全く同じ形のキーボードを購入し、これが現在の2代目となる。

ネトゲの休止後も文章作成等で酷使し続けた結果、人差し指のホームポディションとなるFキーとJキーにある小さな出っ張りが摩耗し切って跡形もなくなり、ここ最近は内部のスイッチ部分が接触不良を起こしてしまい、入力を全く受け付けなくなることが増えてしまった。打鍵のし過ぎで壊したことになるが、マウス共々入力装置は消耗品と割り切っているし、むしろ使い切った達成感の方が強かった。

2代目は内部のスイッチ部分がダメになっているだけで、関節部分は無事だったことから、ニコイチと称してキー本体は初代Q Alloy Keyboardに移植して、再使用に備えておく。ネトゲに戻ることはないと思うが、それ以外にも検証用マシンに接続することがあり、いつでも使えるようにスタンバイしておく。そしてQ Alloy Keyboardに代わる、新たなキーボードの選定。消耗品となることから、高価なものは買えない。軽い打鍵感と短いストロークで長時間のタイピングが続けられるよう、パンタグラフ式であればいい。あれこれ探してみて、これでいいかなと直感で決めたのが、ダイヤテック(FILCO)のExcellio Lite Dreamだ。

どう見てもエヴァ初号機をイメージするExcellio Lite Dream

Q Alloy Keyboardと比べてしっかりした打鍵感、そして強くなった反発力により、タイピングのフィーリングはより向上することになった。キーボードが大きく代わると慣れるまではタイピングのスピードがいくらか落ちてしまうが、今のところ変化は起きていないので、パンタグラフ式に慣れきっている証拠とも言える。酷使にどこまで耐えられるか、FILCOブランドならではの耐久性が楽しみだ。

最大の特徴は、このカラーリング。ベースは黒、キーは紫で文字はライトグリーン、方向キーは逆パターンとなり、ライトグリーンのキーに紫の印字となる。どう考えてもエヴァンゲリオン初号機を意識したカラーリングで、単色のカラーリングになりやすいパソコン周辺機器において、奇抜な見た目になることが気に入った部分もある。紫のキーにライトグリーンの文字は見難いのかもしれないが、そもそもキーは見ないで打鍵するものなので、問題になることはない。このまま、エヴァンゲリオンコラボレーションモデルとして発売できそうな雰囲気だ。

動作確認中

現在はEK9シビックRのレポートがメインになっている当サイトだが、2002年に開設した当時はノートパソコンの改造ネタでスタートした。そんなこともあって、今なお数本のレポートを公開し続けている。

ノートパソコンの改造記事、自宅サーバ関連の記事と続き、次に注目したのが台湾VIA Technologiesが製造販売する、VIA C3プロセッサだ。intelとAMDがクロック周波数を競い合う中、Cool Processingをアピールして低発熱で低消費電力という、我が道を往くようなコンセプトを持っていた。ただし、あまりにも低性能で取り扱い店舗はわずかで、情報も多くはない。そんなマイナーなモデルなのに気になっている人は少なくないようで、アップした情報に対する需要はそれなりにあった。

サイトのリニューアルを繰り返すうちに、VIA C3関連の記事は削除したが、CPUをメインとするハードウェアたちは廃棄することなく、現在も動態保存というカタチで収納ボックスの中に収めている。当サイトの屋台骨だったことや、入手までに相当の苦労を強いられただけに、そう簡単に捨てるわけにはいかない。

VIA C3/Cyrix IIIのテスト

必要最低限の構成で起動し、No bootable device…ブートディスクが見つからないことを示す警告文が出ればOK。メモリやCPUをどんどん入れ替えて、正常に使えることを何度も確認しておいた。同時に、交換した電解コンデンサを目視チェック…異常なし。準備から実作業、後片付けまでかなりの時間を要したが、常用していないハードウェアだけに仕方ない。いくらハードウェアが進化しても、電源投入直後のPOST実行からブートディスクまでのアクセスに掛かる時間は、あまり変わっていないらしい。

ピッチャー

職場のボスが退職するというので、送別会。飲み屋で用意されるピッチャーといえば、ビールが相場だ。だが、究極の例外として蛍光イエローに光る飲み物が、ピッチャーになみなみと注がれていた。

ピッチャーの中身は?

この飲み物、実はリアルゴールドだったりする。飲み放題のメニュー表をよく見ると、ソフトドリンク欄に『リアルゴールド』と表記されており、頼んでみると確かにリアルゴールドが出てきた。体調や体質の関係もあって、ノンアルコール席の人はこれに喜んで、人数分のリアルゴールドを再注文。しばらくして店員が持ってきたのは、人数分のガラスコップでのリアルゴールドではなく、なんとピッチャーいっぱいに注がれたリアルゴールドだった。注文数が多いし、お前らで勝手に分配しろという超投げやりの姿勢に大歓喜。気がつけば、いくつものリアルゴールドのピッチャーがテーブルの上に置かれていた。

職場のボスからは修理技術という良いことだけでなく、ハッタリかまして逃げ切る方法など、悪いこともかなり教わった。教わったなら、更なる発展をしてこそ、受け継いだと言える。特に後者、まだまだレベルアップができそうだ。

傷口にダメージを

身内が入院しており、サポートでバタバタしているところだ。先日の土曜日と日曜日はピークとなったところで、おかげで食事のタイミングを見失ってしまい、今日に至っては日中ずっと空腹状態が続いていた。

摘出された『ブツ』を前に説明してくれたところで、第一印象は「から揚げとして揚げる前の鶏肉」だったらしく、言い得て妙だ。そういう発想を真っ先に思いつくところでは、血は争えない。ただ、鶏肉に近い印象だったならば、まだ臓器内のダメージに留まっていたはず。現物を見ればある程度の判別がつくだろうが、病理診断として標本にされるので、見ることはできない。

入院中

当人も当人で、入院中の暇を過ごすためにPSPを持ち込んでいた。私も出張中の暇つぶしにノートパソコンを持ち込むし、やはり血は争えない。その他、漫画本を大量に持ち込んでおり、笑いで傷口が痛いようでは、不安点はないだろう。切開を加えるため侵襲熱は避けられず、発熱があったようだがこれは次第に落ち着くからモーマンタイ。会話を通じて笑わせておき、たーっぷりといじめておく。これが身内特有の見舞いルールかもしれない。

手術後は継続的な麻酔で痛みを抑えていたようだが、いつまでも続けるわけには行かないし、どこかのタイミングで麻酔は終了となる。麻酔が切れた後の一発目の痛みは強烈で、M字ハゲの某王子の台詞を借りれば「これからがほんとうの地獄だ」。

このオチか…

休日にも関わらず朝早く起きて、さっさと家用の共用パソコンのセットアップをしよう…と思っていたら、豪快に二度寝をしてしまい、既に9時近い時間。遅れを取り戻すかのように、他の雑務処理を行いながらセットアップを続け、残りはサウンドボードの到着とWindows Updateだ。特に後者、Windows Updateは始まるまで半日近くの時間を要するなんてザラなので、稼動させたまま放置しておくしかない。

退役したDell PowerEdge SC430は、用途も無いので解体処分となる。燃やせるプラスチック系、ケーブルを含めた雑金属系、基板系に分別していく。プラゴミは何も考えずゴミ袋に収めればいい。雑金属系ゴミはケースも含まれており、集積所に丸ごと出しても回収してはくれないので、組み立てリベットを全て飛ばし、短い金属フレーム状にしていく。側面の大きな一枚モノのカバーは、全体重を掛けて折りたたんでいく。鉄工ドリルやハンマーの音が鳴り響く、日曜大工的な解体作業となった。

残るは基板系部品。切断加工を施したグラフィックボードはもう使い物にならないので廃棄、PCIバスのサウンドボードもドライバが見つからず本当に苦労したので、これまた廃棄。メモリは後回しにしておき、残ったのはCPUとセットになるマザーボード。当時、CPUの高クロック化・消費電力の増加に伴う発熱の増大が問題となっており、より冷却性能を向上させるためにintelが提唱したのがBTX規格と呼ばれるマザーボードだった。ところがこの規格、intelの都合による規格変更と見られて「そりゃないぜ」とライバルやサプライヤーは取り合わず、しかも発熱問題もある程度クリアできたことから、一種の黒歴史となってしまった。そんな失敗作となったマザーボードを眺めていると、まさかの異常を発見した。

日ケミKZJ 6.3V 1800uF

ATX12Vコネクタの左側、日本ケミコン製KZJシリーズ6.3V 1800uFが2本、膨張していた。両者とも、内部の電解液が沸騰して頭上の防爆弁からゆっくりと噴出したらしく、乾いた電解液には『火口』までできていた。PCIeスロットの関係で、グラフィックボードに切断加工を施しており、このストレスで正常動作しないことがあったが、これが原因だろうか。問題の電解コンデンサとPCIeスロットは遠く離れているが、複層基板だけに関係していても不思議ではない。

廃棄予定のマザーボードなので、写真としてデータを残しておき、解体作業を再開した。散らばった細かいゴミを片付けたりしていれば、もう日が傾いている。解体作業に清掃等の後始末、そして集積所への往復。この時期は汗だくになることが多く、身体をよく動かす休日となった。

下ごしらえ中

先月となる5月中旬、現在の家共用パソコンことDell PowerEdge SC430の退役予告記事を書いてさらに一ヵ月半が経過し、いよいよ新しいマシンのセットアップを開始した。まずはSC430からデータを引き上げてバックアップを取っておくが、一時保管用のハードディスクを落とし、破壊してしまうミスを起こす。廃棄前提の小容量ハードディスクだったことが、まだ救いだった。

HP ProLiant MicroServer(N54L)

今回もまた、格安サーバをパソコン化し、HP ProLiant MicroServer N54Lを使う。出来合いのメーカー製マシンを新品で買うのは、これが初めてのことだった。購入は2014年10月のことで、それから2年弱年に渡って部屋で放置していた。長らく手を付けなかった理由は、当時はSC430が安定して動いていたのと、単純に面倒だったため。年月の経過に伴いSC430の調子が悪くなってきたことを踏まえ、放置プレイからいよいよ第一線に投入することになった。

本来はサーバ用なので、グラフィック系は極めて弱いことから、別途玄人志向のグラフィックボードを追加購入している。ハードウェアが揃い、後はOSを一気にインストール…となったところで、サウンド系がないことに気づいて作業が中断した。ロープロファイルなサウンドボードが必要で、買出し確定。音が出ればOKだから、安いので間に合わせようと思う。

S

JR東海より、公式発表があったので…。

2020年度を目途に、東海道新幹線に新型車両を投入すると発表。気になる形式は『N700S』とのことで、SはSupreme(シュプリームorスプリーム、最高のという意味)の略だそうで。

N700Aで飽きたらず、もう次の形式?と感じる人も多いようだが、新幹線電車の寿命を考えると納得がいく。そもそもN700系の試作車(Z0、現X0編成)が出たのは2005年で既に11年前。そして量産車の登場が2007年で9年前。2020年を目処にN700Sがデビューとなると、量産車の初期編成が13年目に入るころ。超高速で長距離を走行する新幹線電車は在来線とは桁違いの負担を強いられており、もともと寿命が短く、だいたい15年前後と設定されている。この年数からすると、N700系の初期編成が13年が経過したタイミングでN700Sに切り替わっていくのは、最初から予定されていたシナリオどおりと表現できる。現在、N700Aの追加投入によって700系の廃車が進行中で、置き換えが完了するのが2019年度末とされている。そしてN700Sのデビューが2020年度が目処となるので、このまま予定通りにコトが進むとN700をN700で置き換えることになることになる。

普通車全席コンセント装備し、供給回路や座席構造はどうなるのか?便所や供食設備といった水周りは?このあたりが、検修屋として最も気になった点。試作車のデビューは平成30年3月を予定し、あと2年を切っていることから、あっという間のことだろう。

連結部分

帰り際の通勤時間帯、次々に乗ってくる乗客に押し込まれてしまい、他の号車との連結部分近くまで移動してしまった。隣の号車に移れるよう、連結部分には貫通路と呼ばれる通路が存在し、号車によっては貫通戸と呼ばれる引き戸もある。今日、押し込まれた号車は貫通戸付きの貫通路で、たまたま引き戸が開きっぱなし。私が乗る号車と隣の号車が別々の動きをする様子を見続けることができて、暇な乗車時間にはちょうど良かった。

車両基地等では、営業路線ではまず見れないほどの急カーブが存在し、鉄道模型並みの曲がり方をすることが当たり前。連結部分においては、貫通幌はカーブの外側では思いっきり引っ張られ、逆に内側は押し縮められる。いくつものポイントレールを通過するたびに伸び縮みを繰り返すものだから、気がつくと破断していることもある。そんなカーブを通過する際、車内から眺めていると貫通路の向こう側では、次号車の車内側面が目の前に迫ってくるわけで、ますますキツいカーブを実感することができる。

これが営業路線だと、限られた用地内でなるべく緩いカーブに設定されているはずだ。それでも貫通幌の動きからすると、決して緩いカーブではないことが分かる。カーブの外側は大きく伸びているし、内側は縮んでいる。しかも高速走行中の出来事なので、ピッチ、ロール、ヨーといった3軸方向それぞれが組み合わさった複雑な揺れが発生し続け、応じて派手に動き回る連結部分は車両基地内とは違った動きをするものだから、想定内とはいえ地味におっかない動きをする。

営業路線は平坦ではなく、ところどころに勾配区間が存在する。上り坂になれば一両ずつ上を向いていくし、逆なら下を向く。僅かな角度でも、貫通路から眺めているとハッキリと勾配区間に入ったことが見える。僅かな時間差とはいえ、車両それぞれが別の角度で走っており、意識しなければ見ることはできない。

さて、この貫通路。走行中は特に激しい動きを続ける通路ということもあって、あえて乗り込む人は少ないが、人が少ないこともあってゼロではない。大きく揺れる場所だけに、ポイントレールの通過や急ブレーキで転倒してケガを追う可能性がある。そして追突事故のときには、構造上弱い部分なので、押し潰されることも考えられる。部品レベルで見ると、車外とは細いフレームと薄いビニールの覆いで隔てられていることから、客室内とは違って安全面では疑問が残る。あくまで通路なので、立ち止まって乗り続けることは避けておきたい。

夏至につき。

部屋の窓は真東を向いており、周囲には太陽を遮る建物がない。今日のような夏至だと4時過ぎから早くも部屋が明るくなり、同時に室温の上昇が始まる。寝る前になるべく部屋を冷やしておいても、日の出と共に一気に加熱が始まり、寝ていられない。おかげでこの時期は常に寝不足状態に陥っており、目の下のくまが若干濃くなっていたりする。

睡眠不足をひきずったまま一日を過ごすことになり、昼食後は完全に熟睡状態になっている。周囲が午後の仕事の準備でうるさくなって、ようやく目覚めるようなありさまで、それでもまだ頭が寝ているので動けない。このまま寝ようとすれば、確実に二度寝できるほど。しかも疲れていることもあって、家に帰ってからもすぐに寝れそうなほどの眠気を感じている。

国立天文台によれば、今日から日の出時間は数日毎に1分ずつ遅くなって、8月末には5時過ぎになってくる。まだ2ヶ月近い我慢を強いられることになる。聞いたところによれば、遮光カーテンもあまり意味は無く、目覚めと共に起きてしまう動物的な仕組みには勝てないとか。当面は、早めの就寝で睡眠時間を調整するしかないようだ。

欲しいもの?

夏の一時金の明細書を受け取って、内容を確認。居合わせた同僚とは「毎日クズやっているわりには出たなダハハ」と嫌味な会話で、年二回の最初の重要イベントを無事クリアしたことを確認したのだった。

まとまった金がやってくることになるが、これをアテにした買い物の予定は一切なし。カメラのレンズ、ヘビーデューティーに使える時計といったものが思いついたが、今すぐ必要なものではないし、いつでも買えることから具体的な行動までには至らない。EK9シビックR関係でも同様で、部品のストックは年中行っていることから、あえて一時金に頼ることはない。この調子だと、貯金や株の買い増しがメインになりそう。

金が無かったとき(ん?今も無いか)、夏と冬の一時金はうれしかった。あれも欲しいこれも欲しいという欲求を満たすことができるし、ついでに借金もボーナス払いで減らすことができる。当時の行動を振り返ってみると、ものが欲しいのではなく、消費することを楽しんでいたように思える。普段は支出を抑えていた分、「ボーナスは我慢していた自分にご褒美」そのものであり、精神的なストレス発散でしかなかった。そんな行為の結末は、一時金で買ったもので、今なお手元に残っているものは極少数だ。この点からしても、ものを入手するより、ただ散財することがメインだったことがよく分かる。もちろん、ストックそのものは増えることから、一時金は今でもうれしいもの。

だいぶ前に退職した金持ち上司は、私には「ボーナスは簡単に使っちゃダメだ。最初から無いものとして扱い、月々の給料でうまく遣り繰りしろ」と何度も言ってくれた。なぜ、私にはこうも繰り返して言ってくれたのかは今も分からない。機会があれば、その真意を聞いてみたいものだ。年二回の一時金支給は、そんな上司のありがたい忠告を思い出し、運用についての追加勉強する機会になっている。