静岡県道288号大嵐佐久間線の反省

出発前にイメトレとして、最大手の山さ行がねが、そして最古ページであろうigex氏(※1)によるレポートを読んでおく。山行がのページ公開日は2009年で7年前、igax氏のページに至っては1996年で実に20年前となる。常に崩落している区間なので、両氏が歩いたときとは状況がまるで異なってくるが2016年3月現在、なんとか踏破できた。

佐久間ダム側ゲート

出発準備が整って、佐久間ダム側のゲートに向かう面々。この時点で11時だった。復路を鉄路とするならば、都会の人間からは考えられない列車本数で、列車時刻は予め調べておくことは絶対。中部天竜方面の17時53分の電車を選び、出発時点で残り6時間53分だ。道中、休憩は僅かでほとんど歩きっぱなしだった。見所は意外と多いので、休憩を兼ねて眺めたり撮影したりする余裕が欲しく、遅くても10時前に出発すべきだった。

携帯電話会社3社(NTT Docomo、au、Softbank)全ては圏外。途中、フリークライミングに近いことまで強いられるが、その岩肌は巨大で動きそうな気配はないのに、実際は触れるとグラグラと揺れ動く有様だ。崖下への転落は死亡フラグとなり、救援を呼んだりすることは基本不可能。アマチュア無線があったとしても、うまい具合にワッチしている人はいるのだろうか。

大嵐駅に到着してから分かったことだが、熊が出るそうだ。遭遇したら背中を見せずにジリジリと後ずさりする、荷物を放り投げて気が反れた隙を狙って退避する等の注意書きがあった。カモシカは歩き回っているし、崖上にはニホンザルが活動しており、石が降ってくる。足元にはヒキガエルもいた。常に小さな虫が飛びまわっていて、特に顔面近くでウヨウヨするのが鬱陶しい。空き家になった蜂の巣が落ちていて、土地柄スズメバチの類がいてもおかしくはない。熊やスズメバチの危険性から、どう考えても秋口に出向くのは不向きで、冬の終わりから春前がベスト。今回のように、3月末ですら遅い。

写真を大量に撮影していたのが、サボリーマン。同氏による、2016年の最新レポートを期待。

※1 熱烈なスバル党で、過去は『突然スバルコーナー』なるページがあり、これがとても面白かった。現在は(表向きは)公開停止しているが、今なお再公開を待っているところだ。

静岡県道288号大嵐佐久間線

佐久間湖の左岸に位置する、静岡県道288号大嵐佐久間線。その筋の人間にはよく知られた廃道で、静岡県の公告があったことから正式に廃止され、荒れ放題。中央構造線に近く地盤が緩いために法面の崩落が激しく、今なお崩れ続けている。2013年2月11日、JR飯田線大嵐駅側から下見と散歩、国鉄飯田線の廃線トンネル見物に数km程度歩いており、今回は佐久間湖側から大嵐駅に向かって20km近くの廃道を踏破することになった。本来は2月後半の連休に行くつもりだったが、私の体調不良と荒天で今日まで延期となった。

静岡県道288号大嵐佐久間線

まずはGPSロガーによる軌跡。佐久間ダムの駐車場がスタートで、大嵐駅がゴールとなる。同行者それぞれが個々の車によるアクセスなので、まずは中部天竜駅に集合する。ここで2台に絞り、相乗りで佐久間ダムの駐車場に移動、20km近い廃道区間を歩いて行く。踏破後、大嵐駅から中部天竜駅に向かって電車で戻り、中部天竜駅に残していた車で佐久間ダムに再度向かい、残していた2台の車を回収、浜松市街へ戻るパターンとなった。佐久間ダム駐車場から大嵐駅まで、廃道経由で合計6時間。そして大嵐駅から中部天竜駅までは僅か25分。無事に車を回収し終えたときの同行者総員が、疲労、満足、悟りを織り交ぜたなんともいえない表情をしていたのが印象的だった。

お疲れ様でした。>同行者総員

総走行距離は590km。トラブルによる遅延回復と緊急帰還モードにより走行ペースを大きく乱した結果、総合燃費は14.7km/Lという過去最悪の記録を達成。

大台へスタート

塗料用のスチール缶を使用した貯金箱は、開封時点で702,000円だった。それから開封状態で貯金し続け、今日の時点で717,000円になった。というのも、会社の休みと金融機関の窓口が開いている平日が、今日まで合わなかったため。10kgを超える500円玉の袋を抱えて、金融機関に持ち込むと「何年掛かりました?」と聞かれ、2年半と答えておく。機械による再勘定で、確かに717,000円あることが確認され、無事に口座へ収まった。

500円玉を口座へ収めたら、すぐに次の貯金レースの始まりだ。今回は市販されている「100万円貯まる貯金箱」を使用する。500円玉貯金をやっているなら、一度は満タンにしてみたい貯金箱の一つにも思える。これまでの経験上、500円玉で満タンにすれば100万円は超える。そして重量も過去最高の14kgオーバーとなる。

100万円貯まる貯金箱

100万円を貯めるだけに、貯金箱も巨大。直径、高さそれぞれ約173mm。机の引き出し内はコレ一つで占有された。さっそく1枚投下すると、乾いた金属音が鳴り響いた。

貯金期間は最短でも4年になるはずで、2020年の東京オリンピックの年となる。これだけの年数なら、サボリーマンだけに収支のバランスを崩さなければ100万円は自然と貯まる。それでもあえて別口で、しかも500円玉で貯金をこなすことは、日々重くなっていく貯金箱の変化具合を楽しんでいるからだろう。

貯まった100万円は、今のところはEK9シビックRに使いたい。2020年まで現在の走行ペースを保つことができたならば、280,000kmを越える。エンジンのオーバーホールや車体の錆ケアあたりが思い浮かび、けっこう夢が膨らむ。それでは、5回目のスタートだ。

一区切り

今までやっていた仕事も、今日をもって一区切り。両手では数えられないほどの年数が流れ、すっかり身についた仕事パターンを全てリセットし、最初から構築しなおさなければならない。ダイヤ改正というのは、そういうものだ。『会社史上、最高最悪の現場監督』という立場も一旦は終わりを迎えられそうか。少しだけゆっくりさせてもらおう。

最後という節目に達し、スムーズに終わるわけがないのが当現場。急な追加業務と応援対応ならみんなイライラピリピリするところだが、実際は全くの逆。プロレスごっこに力比べ、奇声と笑いが続く変な状況だった。非常に危うい事態をなんとか打破し、帰るころには酷い疲れと強い眠気に見舞われた。

間違っても辞職ではないので、念のため。

PCメンテの日

先日、S15シルビアの燃料ポンプを交換した。タンクに積もった粉塵を吹き飛ばすために、スプレー缶タイプのエアダスターを使用し、作業が終われば「いらないからあげる」と戴いた。使う先はもちろんパソコンで、冷却ファンやマザーボードにたっぷり積もったホコリを吹き飛ばす。ここのところ、ちょっとした負荷で冷却ファンが高速回転するようになっていた。ヒートシンクをよく見ると、詰まったホコリで隙間がない。これでは風が通らずに放熱できず、それでも冷やそうと頑張るから冷却ファンも騒がしくなるはずだ。

エアダスター

ケースからマザーボード類を取り外す、いわゆるオーバーホールまではやらない。とにかくエアダスターを吹き付けて、ホコリを飛ばすだけ。長い時間噴射していると、缶に充填されているガスに気化熱を奪われて非常に冷たくなり、持てなくなる。そしてガスの気化が抑制されてしまい、噴射力が弱まってしまう。こうなると作業効率が悪くなる一方なので、洗面台に湯をスタンバイしておき、冷たくて噴射しなくなったら湯攻め。何度か繰り返して、パソコン内部のクリーニングは一通り終了。さっそく起動して負荷を掛けてみると、冷却能力は正常に戻ったらしく、冷却ファンは低回転状態のままだった。

清掃作業中は『ウォルター卿の法則:タバコ、バーベキュー、あるいはキャンプフアイヤーの煙は、煙に敏感な人の頗に向かって漂う傾向がある。(状況マーフィー学)』というマーフィーの法則ではないが、風向きを考慮してもなぜか顔面に飛んでくる大量のホコリに悩まされた。強制的に風を起こすため、ウチワで扇ぎながらエアダスターを噴射するという、変な構図だった。

まだある修理待ち

当サイトで使われている写真は、ほとんどがリコーCX3を使って撮影したもの。マクロ撮影が簡単に実現でき、公称最短撮影距離は10mmとなっているが、工夫次第ではさらに接近することも可能。細かい部品をどアップで撮影する機会が多いことから、手放せない道具の一つ。キヤノン EOS 60Dもスタンバイしているが、レンズの都合上使用頻度は極めて少なめ。

CX3の発売は2010年で、既に6年経過。現在までに抱えている不具合は、内蔵バッテリーの消耗。メインバッテリーを抜いてしまうと、日付や時間がリセットされてしまうようになった。メインバッテリーの充電で本体から抜くたびに再設定を強いられ、これが実に鬱陶しい。使い心地がすっかり馴染んでいるし、これだ!と思える代替機種が見当たらないことから、メーカーに修理手配を行うことにした。上司から1,000円で譲ってもらっただけに、多少の修理費が掛かっても買い換えるよりかは安い。

リコーの公式Webサイト上では修理可能製品には掲載されていないが、さらに調べてみると東京サービスセンターにて可否の判断だそうで、ダメ元で申し込む。もし無理なら、自前で開腹修理を行うことになる。

生ログ忘れずに

今年も四分の一が終わろうとしている中、Webサーバの生ログを一切保存していなかったことに気づき、朝っぱらから急いでダウンロードしておいた。ひとまず1月分だけは保存しておき、2月分は後ほどダウンロードしておく。一月分で約200MBに達しており、去年は150MBほどだったことから、かなりのハイペースでアクセスがあるようだ。このペースを保つことができれば、一年で2.4GBとなり、継続的なアクセス数向上は達成できていることになりそう。

準備…よし?

鉄道屋にとってはダイヤ改正は一大イベントで、併せて仕事面もいろいろ変ってくる。毎年恒例とはいえ、内容はいつも違うから慣れることはない。そんな今日は、事前準備の日。一時間程の残業。通常の仕事をもう一度繰り返してみるとか、疲れた身には少々ヘビーな部分があって、既に空腹で震えと力が入らない状態に陥っているのに、この仕打ち。カフェオレで糖分を補給しておき、短時間勝負で乗り切っておく。

私を含めた目の届く範囲に限れば、特に大きな問題は見られなかったことから、逃げ出すようにして帰宅開始。18時半過ぎまで掛かるようなことを言われていたが、18時ジャストに脱出することに成功。それでもオフの時間が大きく削られてしまうのは痛いところだ。

2016走り始め

久しぶりにサーキットのスポーツ走行に行こうかと思ったら貸切。家で過ごすのも面白くないので、先日燃料センサーと燃料ポンプを交換したS15シルビアの最終確認を行うことになった。街乗りから高速走行、峠道を含めたコースを走り燃料を消費してもらい、『燃料計の針が半分以下になると急激に減って、残量ゼロ判定になって貧乏ランプ(燃料警告灯)が点灯する』状態が解決しているか調べる。

東名海老名SAに集合し、静岡県三島市から南下、修善寺から伊豆スカイライン方面に向かって北上、箱根から都心方面に進路を取るのが当初の計画。ところが、夜明け前に出発した時点で雨が舞っており、海老名SAでも同様。途中から雪に変わり、これが計画を大きく狂わすことになる。修善寺から県道12号線を走り、伊豆スカイライン冷川ICに到着すると「積雪、チェーン規制」。あちこちで降っている雨が、ここでは雪。しかも伊豆スカイラインは雪が積もったそうで、タイヤチェーンかスタッドレスタイヤが必要とのこと。走行不可能で三島市に戻り、昼食休憩。国道1号線から箱根方面に走り続けていると、周囲が白い景色に変わっていく。雪だ!箱根峠での温度計は-2℃と表示されていた。

道の駅箱根峠その1

道の駅箱根峠は0℃で、都心の雪と違ってサラサラしている。この周辺もチェーン規制と出ていたが、芦ノ湖側からは自転車ツアラーや夏タイヤのレンタカーがやってきたので、このまま芦ノ湖方面へ行けると判断した。

道の駅箱根峠芦ノ湖方面

路面の積雪はなく、今のところ凍結も見られない。それでも油断すると大惨事を招くので、低速で走る他車をペースメーカーにして余裕を持たせた運転を続ける。芦ノ湖周辺では、視界が悪くなるほどの降雪に見舞われた。そして濃霧まで出てくる。

r732旧東海道

二子山を左手に、小田原方面に向かって県道732号旧東海道を経由。ここが雪のピークとなった。慎重な運転で走り続け、箱根湯本付近に無事下山。下界は相変わらず雨だが、雪よりかはマシ。一日を通して悪天候続きだったが、これも経験の一つとなるだろう。

  • S15シルビアの燃料センサーの動作は良好。燃料計の針が半分以下まで減っていたが、E側に落ちることはなくなった。
  • 総走行距離は330km、総合燃費は15.2km/L。雨で市街地の混雑が続き、常に加速減速を強いられたのが燃費低下の原因。
  • 三島駅前で220,000km達成。
  • 暑さで疲れ

    大雨が地面を叩きつける音で目が覚めた5時過ぎ。これが休日なら気にせず寝直すが、出勤日ともなれば二度寝は避けたいので仕方なく起きる。予報どおり、朝から気温は高め。そして湿度も高く、春が一気に近づいたことを実感する。

    電車内は熱気と湿気で暑苦しい環境で、おデブなおっさんは暑さで大量の汗をかいており、髪の毛がシャワーを浴びた直後みたいに完全に濡れ濡れ状態だった。振り返ってみれば、私もデブだったころは似たように苦しんでいたっけ。減量した今は、温度だけ感じれば暑くもなく寒くもなく、活動しやすい具合に変わっている。

    職場に到着してみれば、早くも冷房が入っていたりして、さすがにこれは寒すぎる。風のとおりが悪く、車両の廃熱がどんどん溜まる現場は、確かに蒸し暑い。その環境から今度は事務所の冷えた空気を真正面から食らうことになり、寒暖の差であっという間に疲労感を覚える。週の早々から週末並みの足取りになってしまい、この先が思いやられるような。

    帰宅してからも疲労感は増す一方で、強い眠気が続いていることから、寝つきは良さそうだ。