形状比較とか

譲られたデスビパーツの中にはイグナイターが3個含まれており、06302-PT3-H00(日立E12-303)が二つ、残る一つは30130-P72-006(ニデックエレシスMC-8541)となっていた。

MC-8541はDC2インテR96用で、他にはS-MXやステップワゴンといったB20Bエンジンにも使えるようだが、現在は欠品で入手不可能。代用としてMC-8132(06302-PT2-000)を使えるという記事を読んだことがある。そんな貴重なMC-8541をさっそく開封し、E12-303と並べてみる。

30130-P72-006と06302-PT3-H00

メーカーの違いから形状も全く異なるが、ニデックエレシスのイグナイターが入っていたところに日立のE12-303を流用できたとリプライがあり、入れ替えが可能なのだろう。重要特殊部品としてE12-303が最近まで供給が続いていた点、使用されているn数の点から、予備パーツとしての防衛線はE12-303となる。

イグナイターのヒートシンク側

背面のヒートシンク側を見る。イグナイター本体に装着されているアルミの部品は台座、ヒートシンク、ブラケットといろいろ名前が付けられているが、どれが正解なのだろう。移植となれば、この部分も関係してくるのか…と事前調査を欠かさず。

なにかと話題になる部品だけに、現物が手元にあることでパーツカタログと照らし合わせやすなる。問い合わせメールが着信した際、その後の返答内容もより細かくなることが期待される。

目視調査を終えたら、パッケージに戻して再び密封、ストックケースに戻す。

恐らく一生分

デスビの予備パーツを譲ってもらえることになった。事前連絡から、段ボール箱は大きめのサイズと分かり、はて?そこまで大きくなるものだったかな?と到着当日を待つ。

確かに段ボール箱は大きく、そしてずっしり。ここまで重たいものだったかなと思いつつ、梱包を解いていくと、その量に驚かされることになった。

3セット分のデスビ予備パーツ

この量だ。デスビキャップとローター、内部リークカバー、イグニッションコイル、イグナイターが、それぞれ3セット分もある。コイルが3つもあれば、あの特有の重さになってくる。写真には撮影されていないが、ショートパーツも含まれていた。

手元のストックを改めて確認すると、イグナイターだけで計5個になる計算。プラス、未使用のデスビASSYも保管されているので、ここまで在庫があると、B型エンジンに乗る限りでは点火系統は一生問題はないと思われるレベルに達している。

基本的にはEK9/DC2R98のパーツだが、一部EG6/DC2R96に適用されるものも含まれており、比較調査対象としては非常に好都合。これから一つひとつチェックしていくとして、これだけの量を目の当たりにしてまずは悦に入る。

お譲りいただき、ありがとうございます。>K様

合間にエアコンフィルター交換を

昨晩から在宅勤務状態が続いており、ひたすらパワーポイントの編集作業。結局パソコンをシャットダウンしたときには、0時を過ぎていた。今朝も5時過ぎには起きてすぐにパソコンを起動し、昨晩…というか、5時間前の編集作業の続きを行っていた。

こんなことを続けていれば、極短時間で心身を壊すことになるのは目に見えている。2時間が経過した7時、こんなくっだらねぇことやってられっか!といったん中断。さて、気分転換の車いじりを。

検証用フィルターセット

ここのところ、シビックRのエアコンフィルターネタが続いており、読者様もそろそろ飽きてきたころだろうか。検証用に入手したナゾフィルターをセットして、1年間使ってみることになった。見た目はDENSO製DCC3002にそっくりだが、細かいところの作り込みは甘め。

フィルターをセットしなかったことで、エバポレーターに付着した粉塵の凄まじさは言葉では言い表せず、またキツいカビ臭に見舞われることになる。カーエアコンは汚れる前、臭う前の対策が必須なので、少々神経質なくらいがちょうどいい。

午前中はシャブ(会社自動車部)の新車配線作業、午後はシビックRいじりとなった。寒空で、秋中盤のような冷え方。早めに活動を終えて解散となった。お疲れさまでした。>参加者

帰ってきてからはすぐに現実に戻され、再び在宅勤務モード。パワーポイントの編集作業。合計4つのpptファイルを編集していることになり、いったいどうしたというのだろう。無能な上層の尻拭い、無償労働。時刻は既に23時を回っている。

国産フィルターならば

EKシビック用エアコンフィルターとして、DENSO製DCC3002(014535-1010)は廃番。代替品としてBOSCH AP-H01が適切という記事を書いたのが先日。

この時点では、まだ他のエアコンフィルターを注文しており、ようやく到着。

パシフィック工業 PC-501C

パシフィック工業株式会社のPC-501C。同社からはクリーンフィルターとしてカーエアコン用フィルターが発売されている。

Amazonや他のWeb通販サイトでは、PMCというブランド名で製品がヒットすることがあったが、そのアルファベット3文字のブランド名から中華製か何かか?と警戒しているところがあった。しかし、調べてみるとどうやら日本の企業らしいということが分かり、さっそく適合情報を調査。

EKシビック用には集塵だけのPC-501B、集塵だけでなく脱臭や除菌といった機能を含めたPC-501Cと、二種類のエアコンフィルターが設定されている。

集塵だけでなく脱臭や除菌は、私的要求事項に合う製品だと分かり、PC-501Cを取り寄せてようやく到着…という流れ。開封して、まずはフィルター本体のガイドパーツ、隙間を埋めるスポンジシールが備わることを確認。これが分かっただけでも大きい。

フィルター背面のガイドパーツ

フィルター背面のガイドパーツをよく見ると、フィルターケース部分にセットするときに、逆向きでセットできないようにする凸部分が成形されている。BOSCH AP-H01にはなかった部分で、まさにユーザーフレンドリー。しっかり考えて設計してあることが分かる。

そしてAP-H01以上と捉えたのが、国産であること。

PC-501Cの適合車種表

PC-501Cの適合車種は90年代中盤から後半に掛けてのホンダ車、OEMとしていすゞジェミニが該当する。そして小さな文字でMADE IN JAPANの文字。このテの商品は中国製が多いために、まさか日本で製造されているとは思ってもいなかった。

AP-H01が筆頭だったところに、PC-501Cが大逆転。今後のエアコンフィルターは、PC-501Cをメインに使っていくことにした。

互換品は無し

先日シビックRをいじったときは内装を全て外していた。内装を固定するクリップ類は殆どがボロボロになっており、ビビリ音の原因にもなっている。どこかのタイミングで一斉に交換するとして、下準備としてクリップを先に購入しておく。

91560-S04-003

内装用のクリップ、91560-S04-003。必要数がいまいち分からなかったことから、20個注文。2024年3月時点で、1個あたり115円。

1個でこの値段なので、ディーラーで発注を掛ける前に互換品が無いか調べていた。

クリップ類に関しては、マツヤマ機工というクリップ専門のショップから互換品を買うことが多い。

91560-S84-A01の互換品

例えば91560-S84-A01(旧:91560-SP0-003)の互換品は、10個で432円。純正品であれば1個100円を超え、数も必要になる。よってコストを考えると、このような互換品が視野に入ってくる。脱着に伴いボロボロになる一種の消耗品なので、安さを優先することになる。

91513-SM4-000の互換品

サイドスカートを固定する91513-SM4-000の互換品もある。純正品では1個200円近くだが、互換品では10個で661円となり、数が増えれば増えるだけ大きな差になる。

今回の主役となる91560-S04-003については、マツヤマ機工では取り扱い無し。他にも互換クリップを販売しているWebショップはいくつも見つかるが、いちいち調べ直すのも面倒になってしまい、ホンダ純正品を発注することになった。

合計20個も注文すると、個別に袋に包まれているものだから、かなり嵩張る。ディーラー店内で最終確認してたが、他にも注文していた部品も並べるので商談テーブルがいっぱいになり、フロント担当者も「今日は小さいの多いですっ」と驚いていた。

個別の袋に分けられたのが5個、残り15個は吊り下げ菓子のように、繋がったままだった。

吊り下げ菓子状態のクリップ

5個1パックで繋がった状態で渡してくれれば、一時保管中の管理も楽なのだが。個別状態と繋がった状態の違いがナゾ。ディーラーで20個頼んだら、店舗にバラの在庫として存在していた5個、それ以外は関連の卸売業者から引っ張ってきたとか。このあたりの流通システムも知りたいことが非常に多い。

今のところ、ディーラーでの部品購入はいつもと同じで、別車種や別グレードの部品も変わらず売ってくれる。何か動きがあれば、別件として記事にするつもり。

代替品はAP-H01で

世間で最も多用されたであろう、DENSO製のEKシビック用のエアコンフィルター…DCC3002(014535-1010)は廃番になって入手できなくなっている。

代用品を探して、次はBOSCH製のエアコンフィルター アエリストプレミアムシリーズが最有力候補と捉えている。除塵性能だけでなく、臭気カット機能、抗菌剤や抗ウイルス剤によるカビや菌、ウイルスの活動を抑制するといった特長があり、これらはDENSOのエアコンフィルターとだいたい同じ。他の製品であっても、使い慣れたDENSO製のフィルターと似たような特長が要求事項となり、選べる製品は限られてくる。

EKシビック用のフィルターも(まだ)ラインナップされていて、取り寄せかつ納期は数日掛かるものの、2024年3月時点では購入することができる。

BOSCH AP-H01

型番はAP-H01。

実際に買うまでは、けっこうドキドキな商品だった。というのも、フィルター本体の写真は全品共通になっていることが殆どで、詳細は一切分からないため。

エアコンフィルター アエリストプレミアム

このような具合。

これでは、フィルター本体の構造…隙間を埋めるスポンジシールやプラスチックのガイドパーツの有無が全く分からない。BLITZのハイブリッドエアコンフィルターのように、ケース部分よりも一回り小さく成形され、実態はろ材だけ…というオチだけは避けたいもの。

AP-H01全体像

箱から出して、全体像をチェック。DCC3002と似たような構造をしている。

フィルターガイドとスポンジシール

ガイドパーツが備わり、周囲はスポンジシールが貼られている。

端部のスポンジシール

端部もしっかりとスポンジシールが健在。

これらフィルターの構造は、ネット通販上の写真では一切分からない。AP-H01を使っている人も少ないためか、ネット上の情報収集もなかなかヒットしなかった。AP-H01はDCC3002の代替品として使えそうだ。

ネット通販なら価格は抑えられるので、情報収集として他メーカーのフィルターも発注している。25年前の車種向けで、需要がないためか、納入に時間が掛かるのが悩み。

親切丁寧な洗浄剤

次のオイル交換は38万キロジャスト。春といえば、4月下旬に定例の青森ドライブを行って、総走行距離を一気に伸ばしていたが、異動で勤務状況が全く見通せなくなってしまい、少なくとも今春は実行できず。桜前線の北上と一緒に東北を走り、残雪と桜を同時に見る楽しみとストレス発散手段を奪いやがった上層は、いつか嫌がらせ的報復をするとして。

そんなオイル交換タイミングが掴めないところだが、燃料ラインを洗浄する燃料添加剤だけは先に買っておく。いつもならWAKO’S FUEL1やHKS DDRあたりを買うところだが、今回はトヨタGRから出ているGRインジェクタクリーナーをチョイスしてみた。

トヨタGR GRインジェクタクリーナー

缶本体はFUEL1のサイズと似たようなもので、首の長さが違うくらい。ガソリン40~60Lに対して、一本(200cc)を注入する使い方も、FUEL1と同じ。

ケミカル用品は、製品背面に記載された使用方法や注意事項は必ず読んでおく。実際に使うとき、注意すべきことやヒントになることが含まれていることが多々あるため。

全開禁止

この記載。あくまで洗浄剤であり、パワーアップを目的とした製品ではないこと。もう一つ、連続した全開走行を控えることが書かれている。FUEL1やHKS DDRには記載されていなかったと思う。

GRインジェクタクリーナーに限らず、燃料に添加するタイプの洗浄剤は、燃焼し切れなかったガソリンと洗浄剤の混合物がオイルに混じって、オイルの性能を低下させるリスクがある。また、除去された汚れはオイルに混じっていくことになり、こちらもオイルの性能を下げてしまう。

よって、燃料に添加する洗浄剤を使ったならば早急にオイル交換すべきであり、洗浄剤を使用するタイミングとしてはオイル交換前ギリギリがベスト。

オイルが劣化しているところに、洗浄剤を注入して余計にオイルを汚損させることに繋がり、性能が落ちたオイルのまま全開走行を繰り返せばどういう危険性が伴うか。これが全開走行を控えるよう注意する点になっている。

洗浄剤を使ってエンジン内の汚れを落としたいなら、回し気味にしたりアクセルを踏み込んで負荷を掛けるのではない。高速道路の左車線を一定のペースで淡々と走り続け、噴射した燃料をなるべく燃やしきるような感じを意識するといい。そう、普段の低燃費ドライブを続けるだけ。

整理していかなければ

EK9シビックRのレポート集では、エアクリーナーエレメントとエアコンフィルターという二つの消耗材の定期交換については、春の定例作業という一つの括りでアップロードしている。

これら消耗材については、供給状況が変わりつつある。先日記事にしたが、DENSO製エアコンフィルターDCC3002(014535-1010)は生産終了。エアクリーナーエレメントでは、HONDAのサブブランドであるHAMP SYNERGY扱いのH1722-P2J-013が廃番となって入手できなくなっている。

エアコンフィルター交換中

エアコンフィルターの枠にDCC3002という刻印がある。

HAMP SYNERGY H1722-P2J-013

こちらはエアクリーナーエレメントのH1722-P2J-013…のパッケージ。

代替となる消耗材…特にエアコンフィルターは、快適な車内環境の維持に繋がる材料。いくつか目ぼしを付けたものを発注し、到着待ちとなっている。

在庫確認や販売状況の追跡は行わないにしても、「参考にしている」というメッセージが次々に寄せられる現状、消耗材についてはそうも言えなくなっている。消耗材ながらも決して安くはないので、少しずつ調べつつ、ある程度の目途が立ったらレポートも整理していこうか。

部品購入の流れとか

先日のフロアカーペットの交換で、各内装パーツを車体パネルへ連結するクリップ類がボロボロになっていることが分かった。もう一つ、少々気になることもあったので、それら疑問点を解決することも兼ねて、さっそくいつものディーラーへ出かけていく。

購入したい部品、在庫を調べたい部品は、Wordにてリストを作成してA4用紙に印刷。これを持参してディーラーに提出している。

注文リストの例

注文したい部品番号と個数が分かればOKで、部品名は間違えないようにするためのバックアップみたいなもの。ディーラー側も「いつもの部品リストあります?」と聞いてくるあたり、かなり慣れている様子。

統廃合により部品番号が変更されていても、旧番号を入力したら新番号が判明する。これら変更があったことは、その都度教えてくれる。もちろん、欠品があれば「出ないのありましたねー」と告知されることになる。どの工場に、どれだけの在庫数があるのかといった情報までくれることもある。

注文した部品がディーラーに届く日が分かり、受け取りに行く日を決めたら、先払いで部品代を支払う。見積書と領収証が揃って、あとは入荷待ち。ここまでがディーラーでの部品注文の、毎度の流れとなる。

冒頭に書いた少々気になることとは、ディーラーで部品を売ってくれなくなった…という妙なポストを見たこと。そーなのかー?と実際にディーラーへ出向いたところでは、特に変わりなく注文はできたが。はて?

部品購入は先述したように先払いかつ現金一括で、買った部品は日頃のリフレッシュに使い、廃番対策でストックしていることもディーラー側に知られている。他車の部品を買うこともしばしあり、これについても先の注文リストに含めても何も言われることもなく。他の客とそのディーラーでは、いったい何が起きているのだろうか。

担当メカニック氏との会話ログでは

「なんかメーカーから部品売るなって指導入ったんすか?」
「いや聞いてねぇっす」
「流用するための注文もダメだとか」
「なんもないっすね」

となり、少なくともお世話になっているディーラーでは変わりないことが判明。

2,001日目の最終変更

その月日、5年5ヶ月22日。約5年半となる。

リアシートをEK4 SiR用に入れ替えたのが2018年9月17日のこと。換装時点では青い稲妻模様の後期用だったが、配色が気に入らずにルマンカラー風の前期用に再交換したのが2022年10月8日だ。

レポートにはリアシートが入れ替わっていく様子を記載しているが、付帯となるネタとしてはフロアカーペットの変更も併せて書いてきた。

そして3月9日に行ったフロアカーペットの交換で、レポートに追記することになった。

レポート追記前

レポート追記前は、2022年10月8日での変更点を書いた後、記事全体の締めに突入していた。

レポート追記後

レポート追記後。2024年3月9日に行った交換作業を書き、もちろんリアセクションの全体写真を記載している。後期EK4用のリアシートに入れ替えてから、2,001日目に行われた最後の変更をレポートに追記することになった。

外したEK9純正のリアシート、青い稲妻模様の後期EK4用のリアシート、さらに赤と灰色のフロアカーペット。これらは全て処分している。部屋に持ち込むと巨大化するいつもの流れだけでなく、ホコリっぽくて何かと汚染された部品だけに、ストックするわけにはいかない。