更新…Y17#03

『ロアボールジョイントブーツの交換』を追加。

ブーツやブッシュなどのゴム系部品は、経年でダメになっていく中でほとんど交換してきて、製造工場から出荷された当初から未交換だったのがロアボールジョイントブーツだ。ぱっと見た感じではあまり目立たない部品だけに、ひび割れを発見するまで存在や今まで完全ノータッチだったことを忘れていたほど。旧い車ながら毎日運転しているだけに、週一ペースでの目視点検を続けていることが、早期発見に繋がることになった。

DIYでの作業は、最初から考えていなかった。理由はレポート内の記述以外にも、最悪死亡というリスクが払拭できなかったためだ。ガレージジャッキで車体を持ち上げるまではともかく、安定性に欠けるリジットラックに載せ、しかもナットは高トルクで締め付けられジョイントは固着気味という条件が揃う。リジットラックは決して万全の支持工具ではなく、僅かなズレや曲がりがあれば車体は簡単に落ちる。固着したナットやジョイントを外そうとガンガン叩いて車体が揺すられ、なにかの拍子にリジットラックから落ちたとしたら…。昨日は実際にシビックを落としており、今回のようにフロア下で力を掛ける作業ならば、リフトで持ち上げないとあまりにも危険すぎる。

僅かな工賃を節約するために、命を掛けるのか?全く吊り合いが取れていないことに、ようやく気づくことができた。今後は少しでも危ない作業であることを察したら、素直にプロへ依頼しようと思う。

S15シルビアの防錆塗装その2 フロントセクション編

S15シルビアの防錆作業の続きだ。第一回目はリアセクションとなり、第二回目の今回はフロントセクション。その前に、最後の下回り全体を防錆塗装する際、邪魔になる『グランドエフェクター』なるエアロパーツを取り外しておく。

S15シルビア用グランドエフェクター

インナーフレームに装着されている赤いパーツが、グランドエフェクター。ボディ下の走行風を整流し、ダウンフォースを発生させ車体の浮き上がりを抑制、特に高速走行中のふわつき等の不快な挙動を抑える効果があるそうだ。

取り外し完了

錆びているボルトにはWAKO’S ラスペネ(浸透性潤滑剤)を予めスプレーし、緩めやすくする。そしていよいよ取り外し。多少硬かったものの、なんとか取り外すことができた。

曲がって錆びているITハンガー

フレームへの固定用には、ITハンガーが使われていた。錆びとオーバートルクによる曲がりから関節が固着してしまい、水抜き穴から抜くことはできず、針金を突っ込んで別の大きな水抜き穴から取り出した。グランドエフェクターを取り外したことにより、高速域の安定性が失われたのか、妙にふらつくようになったそう。一応これが純正、本来のフィーリングなのだが、オーナーは次なる対策を思案中とのこと。台座を含めると小さなスポイラーを思わせる形状だったので、整流効果よりもウイングとしての効果があったのかもしれない。

フロントタイヤハウス塗装前

下回り関係の下ごしらえを終えたら、本日のメインメニューとなるフロントセクションの防錆作業に入る。フロントタイヤ、インナーフェンダーを取り外し、マスキングを終えたらノックスドール300をどんどんスプレーしていく。

フロントタイヤハウス塗装後

スプレー完了。防錆効果だけでなく、タイヤハウス内が黒一色で引き締まり、見た目も良くなった。この後、フロントサイドメンバー、フロントクロスメンバーにもノックスドール300をスプレーし、正面から飛び込んでくる粉塵や水分に対する防御力の底上げを行っている。

第一回目は塗料が飛散しやすいとは思っておらず、車体へのマスキングは必要最低限だった。結果、大量に飛散した塗料がボディパネルへ付着してしまい、除去に相当の時間を食うことになった。その苦い経験を活かし、今回からは車体全体をしっかりマスキングしており、塗料が飛び散ろうともボディパネルはノーダメージだった。EK9シビックRでは下回りの防錆塗装に合計三年近くの時間を要していたが、作業方法を習得しているおかげでずいぶん早くなった。技術屋なら、同じ作業の二周目はペースを上げておかないとね。

一年経過報告

『100万円貯まる貯金箱』を500円玉で満タンにしてみようとスタートしたのが、2016年3月25日のこと。それから一年となり、現在までの状況を調べてみた。

一年目の様子

缶の高さは約173mm。スケールを突っ込んで計測したところ、底から50mmほど貯まっているらしい。重量は缶を含めて4.5kgだった。500円玉の重さは7gなので、単純計算で321,000円ほど貯まっていることになる。缶の重量を考慮しなくても、300,000円は貯まっているはず。となると、第一回目(2004年6月13日→2009年9月18日)、第二回目(2011年6月19日→2013年1月4日)で要した日数とは比べ物にならないペースでの貯金が進んでおり、これまで愛用していた『30万円貯まる貯金箱』を一年で満タンにしたのと同じ。

この500円玉貯金以外の部分で、しっかりとした貯金システムを構築していることを考えると、意外と非効率的だったりする。500円玉を得るために札を崩すと、普段の貯金に手を付けていることになる。しかも貯金箱の状況を帳簿に記していないことから、満タンまでの一時的な期間とはいえ、見かけ上の支出の増大を招いているからだ。そんな背景もあって、満タンになったら500円玉貯金は区切りとしたい。

デメリットに気づきつつも、好きで始めたことだし性格的に途中で投げ出すことはできないので、最後までやり遂げる。現状のペースでは、満タンまであと3年は掛かる見通しだ。

圧縮機

冷蔵庫や各種空調装置の背面を見ると、黒いタンクのようなものが見えるときがある。動作中、もしくは電源コードを抜いた直後等は熱くなっているので、不用意に触れるとあちっとなって驚くアレだ。あのタンク状の機械の正体は、オゾン層破壊や温室効果ガスでお馴染み、フロン(総称)ガスを圧縮する圧縮機だ。フロンガスを高温高圧化し、次の要素であるコンデンサ(凝縮器)へ送り出している。

あの黒いタンクの内部を見てみたいという覗きな下心…もとい、機械の内部構造や仕組みを知っておくことは、機械いじりを趣味とする人間としては当然のこと。かつて会社で、廃棄された圧縮機を解体、内部を腑分けしたことがあるが、外観の黒い部分は分厚い鋼鉄製だ。これを輪切りにするのは相当面倒で、ディスクグラインダーの替え刃を何枚使ったことか。切断面はざくざくで見た目が悪かったが、内部を知るには好都合な素材として生まれ変わった。

この手の機械は、学習用の素材として美しく切断され、しかも内部部品の色分けがなされたものが用意、販売されていることがある。実機を目にすると、こういう感じで作りたいなと強く思うところで、今後のために記録撮影は欠かせないものとなる。

冷媒圧縮機の内部その1

圧縮機の内部で2/3程度、大部分を占めているのはモーターだ。振動吸収用のバネに載せられた誘導電動機で、コイル、回転子が備わる。コアとなる圧縮メカは上部に少々。各種チューブ、脈動防止用のダンパー、吸気弁や排出弁など。

冷媒圧縮機の内部その2

実際に冷媒を圧縮する部分がここ。レシプロ式なので、早い話がエンジンと似たような感じ。頭上の弁から冷媒を吸い込み、ピストンが上昇し、圧縮したら排出する。小さいながらもコンロッドが備わり、回転運動から上下運動に変換するクランクもある。ピストンの直径は3cmほど、ストローク量もやはり3cmくらいしかない。このボアストロークでも冷媒を圧縮するには間に合うようで、冷蔵庫本体もかなりの大型サイズだった。

卓上の機械でこんな具合で、しかも動かすことができるので嘗め回すように見ていた。博物館や展示施設において、機械内部が見えるようになっていると、完全に足が止まることから、どんな規模でも一日コースが確定となる。

ドイツ語

0 null ヌル
1 eins アインス
2 zwei ツヴァイ
3 drei ドライ
4 vier フィーア
5 fünf フュンフ
6 sechs ゼクス
7 sieben ズィーベン
8 acht アハト
9 neun ノイン
10 zehn ツェーン

なぜ「88」のことを「アハトアハト」と言っていたか。これのおかげで謎が解けた。「はちじゅうはち」ではなく「はちはち」と言っていたことになる。「はちじゅうはち」を意味する言い方は「achtundachtzig(アハトウントアハツィヒ)」という。Uボートを意味する「Unterseeboot」は、そのままローマ字的な読み方をしてしまえばいいみたい。「うんたぁぜーぼーと」と。

英語ではない、別の語学を調べてみるのもなかなか面白い。

桜前線

靖国神社のソメイヨシノ(サクラ)の開花が確認されたという報道があった。平地でのシーズンが終われば、次は山間部のヤマザクラとなるわけで、4月下旬あたりからが目安になるだろうか。

各地のソメイヨシノというサクラの実態は、『エドヒガン』と『オオシマザクラ』の間の全雑種を表す名前だったりする。全て人の手による接木で増やされたそうで、ソメイヨシノの枝を純粋なサクラの木に繋ぐ…ということから、枝部分と根元が別モノ。しかも遺伝子情報を解析したところでは、元を辿ると本当に限られた数の原木にあたり、早い話がクローン。あちこちのソメイヨシノが同じ遺伝子情報を持っているために、似たような時期に花を咲かせ、一斉に散る理由がコレ。さらには、開花に必要となる気温条件を掴んでしまえば、開花するタイミングを予測する桜前線まで分かってくる。

春を象徴する花だが、病気に弱く、クローンである以上は耐性を得にくい。環境の変化にも強くないことから、ここ数年は樹勢の衰えが目立つようになってきているようで、それならばと代替種への植え替えが少しずつ進んでいる。もしかしたら、遠い未来ではソメイヨシノは貴重な種類になっているのかもしれない。

ブルートレインさくら号

後始末ルーティンの中で

富士スピードウェイから山中湖、そして御殿場方面へ向かう際、ところどころに路面凍結防止用の塩カルが撒かれた痕跡を発見し、ひえぇと思いながら通過することになった。追加のアンダーコートを塗布しているとはいえ、錆びるリスクは少しでも低減しておきたいことから、塩カルまみれの道路を走って帰宅したら、すかさず近所のコイン洗車場に出かけ、下回りやタイヤハウスを高圧洗浄するようにしている。

塩カルは下回りだけでなく、フロントセクションのフレームや部品にも悪影響を及ぼすことから、ここも忘れずに水洗いを行う。EK系シビックであればフロントバンパーの取り外しは3分程度で済むので、コイン洗車場に到着したらまずやることはバンパーの取り外しだ。フレーム本体や自前の防錆塗装の具合を点検したり、ラジエターやコンデンサのフィンのチェックを行い、それから洗浄作業となる。洗浄後の再点検中、ラジエターの交換から一年少々が経過していたことに気づいた。

ラジエターの点検中に

距離にして23,000km強を走っており、酷道や険道だけでなくダートまで含まれる。2012年に装着したバンパーグリルのメッシュが有効に機能し、異物の衝突によるフィンのダメージは本当に最小限だ。メッシュ装着後は合計三機のラジエターを使ってきたが、全てにおいてフィンのダメージはほとんど見られず、僅か1mm程度の薄いメッシュが極めて高い防御力を誇ることを再認識することになった。装着してから時間が経過しても、キレイな状態が続けば気持ちいい。過去のレポートにおいて、半年に一度はフィンを清掃するなんて書いておきながら、実際はドライブ後には必ず作業し、冬場であれば月に複数回のペースだ。洗車作業前後の点検を含めると時間、手間、コストは避けられないが、いつまでも現役で走り続けるためなら全く惜しくはない。

イマ車ではないし、丁寧な扱いだけでなく、日々の点検等がますます重要になる。やることをやらず自分の好きなことを優先して、結果的に生じる損失にショックを受け、後悔を口にしたところでもう遅いということだ。

野外専用と思っていたら

野外ではんだ付けをする必要性のあるときは、基本的には車のハーネスいじりになる。今までは支援車両から給電、30W程度のインバータを経由し、20Wのはんだごてでハーネスをはんだ付けしていた。ただ、純粋な家庭用交流100Vに比べて発熱しにくく、細いハーネスならともかく、太くなるにつれて役不足になってしまう。そこでガス式のはんだごてを購入し、野外でのはんだ付けをスムーズにこなせるようスタンバイすることになった。

太洋電機産業製GP-101S

太洋電機産業製GP-101Sをチョイス。ガス式は全く未知だったので、まずは調べてみる。充填したガスに着火し、こて先を加熱する仕組みになっていた。着火部を拡大してよく見ると、内部には網状の針金が組まれており、規模は違えどガス式ヒーターそのものだった。ガスの放出量を調整すれば、そのまま温度調整機能となり、GP-101Sであれば電気式はんだごて換算で10~60W相当になるという。これなら、太いハーネスのはんだづけも簡単にこなせるはず。

ちょうどいい。家の中でのはんだ付けといえば、基本的にはIC等の半導体がメインなので、はんだごては30Wのものしか持っていなかった。今回入手したGP-101Sなら、最小10W、最大60Wとなるので用途の幅が広くなる。野外だけと思ったら、室内でも使える場面が多そうだ。

富士スピードウェイへ

三連休の初日。富士スピードウェイではスポーツ走行が組まれ、正午には体験走行枠が設定されていた。別世界に思えて、実際はそれほどでもないサーキットの世界で遊んでみようということで、防錆対策中のS15、ガラス交換担当部長レイ(どこ行ったの?)なGP5を誘って、富士スピードウェイまでひとっ走りだ。

Aパドック

Aパドックにて、すっきりした空とまだまだ白い富士山。3年前、日産自動車追浜工場へ見学しに行ったときのメンバーそのものだったりする。

特にイベントは組まれていないので、ピットロードに出て目の前を200km/hオーバーで駆け抜ける車を眺めたり、ドリフトコースやショートコースにも足を伸ばし、とにかくギャラリー。アマチュアのスポーツ走行だけに、走行ラインがみんなバラバラなので眺めていて飽きない。マフラーの音量は車検上の規定となるだけに、袖ヶ浦フォレストレースウェイの上限95dBとは段違い。耳が痛い。過去に比べて、大音量に対する耐性が無くなっていることを実感…。

体験走行枠

昼になれば体験走行枠。かれこれ3度目になり、回数を重ねるたびに諸注意や明確な禁止事項が増えている。最終コーナーの前で一旦停止し、ホームストレートを全開走行、フルブレーキで第一コーナー前で減速する…なんてことは無くなっており、トップスピードは速度計の針が右をちょっと向く程度だ。それでもサーキットから離れてしまうと、あっという間に身体が鈍ってしまうらしく、第一コーナーへの突っ込みは怖かった。昼食休憩後は再びギャラリー、そしてレヴォーグの軽作業、撮影会で遊びまわり、一旦切り上げ。山梨名物のほうとうを食べて帰宅。

走行ログ

体験走行中もGPSロガーを機能させていたため、レーシングコースの形状がしっかり残すことができた。山中湖までは三国峠経由になり、かれこれ20年以上は山中湖へアクセスしていながら、ここを経由したのは初めてだったりする。雪解け水があちこちに残り、夜になれば確実に凍結していた。路面凍結の危険性があったことから、道志みちは使わずに東名高速で大人しく帰宅。総走行距離は280kmと短かったため、燃費計算はしなかった。お疲れ様でした。>全参加者

外装調査 セイコークォーツQR編

セイコークォーツQR、通称38クォーツの外装を調査、そして出来る限りの清掃を行った。購入から40年以上は経過しているはずで、この期間にメンテナンスは一度は行われていると期待したいが、それにしても洗浄しがいのある状況だった。

ケース内のサビ

まずはムーブメントを取り外した直後のケース。パッキンの劣化で汗や水分が浸入し、サビが発生していた。錆びない金属と思われがちなステンレスだが、実際は汗や汚れで表面の酸化皮膜が壊れてしまうと、錆びてしまう。丁寧に除去し、汚れを徹底的に清掃する。

洗浄後のケース

サビの除去と洗浄で、だいぶキレイになった。サビ特有の変色が若干残っているが、時計全体の状態から深追いは良くないと判断してここで止め。風防側の密封状況は決して良好ではなく、仕方ない部分だ。

清掃前の竜頭

清掃前の竜頭。内側にホコリや垢が大量に積もっており、溝も黒ずんでいる。水に漬けると汚れが煙のように広がり、長年の疲れが蓄積しているのが一目瞭然だった。

清掃後の竜頭

清掃完了。溝も一つひとつ磨いて、しっかりと汚れを落とした。

洗浄前のブレスその1

洗浄前のブレス。ここも汚れがたまりやすい部分。

洗浄後のブレスその1

洗浄完了。バフ掛けすると細かいキズを消すこともできるが、加工修正については今後の課題になりそうだ。

洗浄前のブレスその2

こちらも洗浄前のブレス。ブレス本体だけでなく、調整用駒の割りピン穴にも汚れが溜まっていた。割りピンに至っては正しい向きではない部分があり、清掃と修正を行っていく。

洗浄後のブレスその2

洗浄完了。割りピンは全て歪みがあり、抜け落ちやすくなっていることから、交換を視野に入れたほうがいいかもしれない。

ムーブメント本体の分解調査の前に、外装系部品のチェックと洗浄が済んだ。最初は中身を拝見するだけだったのが、いつの間にかオーバーホールの練習台になり、どうにか復活できないか?という段階にまで達した。外装系の調査結果としては、やはりアンティークな時計なのでキズの多さは仕方ないところで、バフ掛けすればある程度は修正できるはず。カットガラスを用いた純正風防は欠けや打痕があって、ついでに透明度も落ちており、素人目からしても風防の密封状況は良くない。ただ、38クォーツの特徴的なデザインだけに、こればかりはノータッチで活かしたままにしたい。裏蓋のゴムパッキンも痩せているので、表と裏が弱っている現状では水気厳禁となる。