indexEK9>エンジンマウントの交換(1回目)

エンジンマウントの寿命

フルアクセルで加速し素早くシフトチェンジ、そして再びフルアクセルで加速する。この際、極短時間でエンジンの回転数は大きく変動し、エンジンは大きく揺さぶられる。しかも、エンジンルームからは「ドンッ!!」と大きな音が響き渡る。

激しく揺さぶられるエンジンを支えているのが、エンジンマウントというゴムのパーツ。支え続けて10年。絶えず振動や熱のストレスを受け続ける部品なので、実は寿命が短い。(場所によっては、数万キロ前後で裂け始めるという情報もある。)ショップで見てもらったところ、5ヶ所あるうち2ヶ所がエンジンマウントがダメという結果だったことから、リフレッシュついでに、強化品に交換を依頼した。

フロントストッパー左右

ダメになっていた2つのエンジンマウント。
切れているのはエンジン左下のマウント(クランクプーリー付近のもの)。
ここは早く切れることで有名。見事に切れている。
切れていないのはエンジン右下のマウント。辛うじて繋がっているが、切れる寸前だ。

フロントストッパー左

ここまできれいに切れていて、アイドリング時に不快な振動…なんてものは一切無い。
分かりやすい症状が出ないのが、存在を意識させにくくなっている。

フロントストッパー右

エンジン右下のマウント。大きなヒビが入っていて、ゴムらしい弾力は全く無い。
こんなのでエンジンを支えられるわけがない。

リヤマウントとミッションマウント

左:リヤマウント 右:ミッションマウント
リヤマウントは大きなヒビは無かったものの、小さなヒビは多数見つかった。
やはり、ゴムらしい弾力は無かった。

エンジンサイドマウント

一番目に入りやすい上側のマウントは、これといった異常は見当たらず。
10年選手のマウントなのは間違いないので、交換することに。

エンジンマウント交換後

5ヶ所あるうち2ヶ所がダメになっていて、残る3ヶ所でエンジンを支えていたことになる。これで体感できる症状はあるのかと聞かれても「No」だ。3ヶ所でも何とかなっていたし、特に異常らしい異常は出ていなかった。じわじわと進む劣化の代表的パーツだけに、現状が正常と認識してしまう。変な振れは間違いなくあって、交換してからようやく気づくことができた。言われるまで気づかないのだから、切れたままで走り回っている個体は多いはずだ。

交換後に気づいたのは、エンジンの振れが収まっていたこと。一体化しているエンジンとミッションが正しい位置に戻ったことで、スムーズなシフトチェンジが可能になった。車の挙動が安定し、エンジンと車体の一体感が向上したことで、アクセルレスポンスが良くなる。

フルアクセルで加速し素早くシフトチェンジ、そして再びフルアクセルで加速する。冒頭で書いたような運転方法をやっても、「ドンッ!!」という大きな音が出なくなった。つまり、この大きな音は、エンジンの異常振動が引き起こしている悲鳴だった。

使ったのはSPOONのエンジンミッションマウントセット(50800-EK9-G00)。純正品に比べてさらに硬いゴムなので、アイドリング時は細かい振動が若干気になるが、一時的な症状で、マウントが馴染んでくれば落ち着いた。ジャッキアップすれば、何とか見える部分だ。ローテーションついでに目視点検し、シリコンスプレーを塗布している。

走行距離:74,000キロ前後
工賃:23,000円
SPOON エンジンミッションマウントセット(50800-EK9-G00):33,600円

総費用:56,600円

交換から6年半、12万キロ経過後の様子

いくら強化品でも、ダメになる日は必ず訪れる。
交換から6年半、12万キロ経過したある日、目視点検中に異常を発見した。
(2008年1月28日→2014年7月26日)

フロントストッパー左

最も早く千切れることで有名な、左側のエンジンマウントにヒビが入っていた。
経過年数よりも、走行距離によるストレスが影響しているのかもしれない。
純正、強化品問わず、10万キロあたりが節目のようだ。

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